生きる技術!叢書シリーズソーシャルファイナンス革命
──世界を変えるお金の集め方

[表紙]ソーシャルファイナンス革命──世界を変えるお金の集め方

四六判/264ページ

定価(本体1,480円+税)

ISBN 978-4-7741-5152-6

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書籍の概要

この本の概要

いま,人と人のつながりを活かした新しい金融の仕組みが,世界を変えようとしています。たとえばウェブを通じて多数の個人から少額の出資を募るクラウドファンディングは,途上国の学生への就学支援,応援したいアーティストへの投資,こだわりを持ったモノづくりに対する資金提供など,社会を動かす新しいエンジンとなりつつあります。投資ファンドのプロフェッショナルとして活動しつつ,NPOの代表も務める著者が,マイクロファイナンス,クラウドファンディングをはじめとするソーシャルファイナンスの仕組み,そのインパクト,そして未来について解説。ソーシャルメディアと金融の出会いが,世界を前進させる!

こんな方におすすめ

  • 金融ビジネスに携わる人
  • ソーシャルメディアによって社会がどう変わっていくかに関心のある人

ライフネット生命 岩瀬大輔さんより推薦文をいただいております。
「人への共感が,お金を媒介にして,世界を変える力になる」

目次

第1部 ファイナンスの基礎を理解することからはじめよう

第1章 資本コストのフレームワークを理解する

  • 1.1 なぜフレームワークを用いるのか
  • 1.2 資本コストは「待つこと」「リスク」「情報取得」の三つの対価で決まる

第2章 金融の仕組みをフレームワークで考えてみる

  • 2.1 銀行はどのような役割を果たしているか
  • 2.2 金融にイノベーションが起きると資本コストは下がる
  • 2.3 人と人との関係が金融に与える大きな影響
  • 2.4 ソーシャルファイナンスの全体像
  • 2.5 人間関係が変わればファイナンスの形態も変わる

第2部 共同体の「グループの力学」によるファイナンス
     ──コミュニティファイナンスの現場

第3章 マイクロファイナンスの仕組み

  • 3.1 マイクロファイナンスはこうして生まれた
  • 3.2 マイクロファイナンスのカラクリ
  • 3.3 女性による女性のためのマイクロファイナンス機関 TYM Fund
  • 3.4 コミュニティの力学を活用したファイナンス

第4章 21世紀のマイクロファイナンスが抱える課題

  • 4.1 過度の商業化がもたらした弊害
  • 4.2 マイクロファイナンス機関はどのように資金を得ているか
  • 4.3 マイクロファイナンスに貧困削減効果はあるか?

第3部 情報技術の進歩が可能にした新しいファイナンス
     ──P2Pファイナンスとクラウドファンディング

第5章 ITの進歩がもたらしたP2Pファイナンス

  • 5.1 P2Pファイナンスやクラウドファンディングの基本的な仕組み
  • 5.2 P2Pファイナンス成長の背景にあるもの

第6章 P2Pファイナンスの現場から

  • 6.1 世界を変える可能性を秘めたプラットフォーム
  • 6.2 P2Pファイナンスのカラクリ
  • 6.3 P2Pファイナンスが成功するための要件
  • 6.4 日本のP2Pファイナンスの事例

第4部 21世紀のファイナンスがもたらす未来

第7章 21世紀のファイナンスのグランドデザインを考える

  • 7.1 原則1 インセンティブ設計がしっかりしていること
  • 7.2 原則2 参加自由とリスク負担の原則が貫かれていること

第8章 21世紀の金融は世界をもっと自由なものにする

  • 8.1 これから先に起こるかもしれないこと
  • 8.2 金融のイノベーションでより多くの人にチャンスと自由を

著者プロフィール

慎泰俊(しんてじゅん)

1981年東京生まれ。朝鮮大学校政治経済学部法律学科卒,早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。モルガン・スタンレー・キャピタルを経て,現在はPEファンドの投資プロフェッショナルとして様々な事業の分析・投資実行・投資先の経営に関与。仕事の傍ら,2007年にNPOであるLiving in Peaceを設立し,カンボジアやベトナムなどで貧困層の金融へのアクセスを拡大するために日本初の「マイクロファイナンスファンド」を企画。国内では,児童養護施設向けの寄付プログラム「チャンスメーカー」の実施および子ども向けのキャリアセッションを行う。著書に『15歳からのファイナンス理論入門』(ダイヤモンド社),『働きながら,社会を変える。』(英治出版)がある。世界経済フォーラムのGlobal Shapers,アジア・ソサエティのAsia Young Leaders,サンガレン・シンポジウムのLeaders of Tomorrowなどに選出。