はじめよう!プロセス設計
~要件定義のその前に

[表紙]はじめよう!プロセス設計 ~要件定義のその前に

四六判/240ページ

定価(本体1,980円+税)

ISBN 978-4-7741-8592-7

電子版

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書籍の概要

この本の概要

幅広い読者から大好評の『はじめよう!要件定義』に続く待望の「はじめよう!」新刊,テーマは「プロセス設計」です。日々の効率が悪い仕事や作業。業務改革やIT化プロジェクトからカスタマー・エクスペリエンスまで,「どうしたらうまくいくんだろう?」とモヤモヤするようなさまざまな場面。その解決の鍵は「プロセス設計」にあります。「プロセス設計」の不在こそ,日々の「モヤモヤ」を解決してくれる存在なのです。どんな現場にもマッチする,ストーリー指向で実現する業務フローの見える化と仕組み化のハウツーが今回も「はじめて」の方にもわかりやすく解説されています。

こんな方におすすめ

  • システム開発の上流工程に関わるエンジニアやマネージャー
  • 要件定義を行うWebデザイナー
  • 発注側企業の情報システム部門
  • IT 導入を企画検討する部門担当者
  • ビジネスプロセスの改善・合理化・効率化を考える経営者層
著者プロフィール

羽生章洋(はぶあきひろ)

1968 年 大阪生まれ。
1989 年 桃山学院大学社会学部社会学科を中退。
2 つのソフトウェア会社にてパンチャー,オペレータ,プログラマ,システムエンジニア,プロジェクトマネージャなどとしてさまざまな業種,業態向けシステム開発に携わった後,アーサー・アンダーセン・ビジネスコンサルティングに所属。ERPコンサルタントとして企業改革の現場に従事。
その後,トレイダーズ証券株式会社の新規創業時においてIT 事業部ディレクターとして,さらに株式会社マネースクウェア・ジャパンの新規創業時にIT 担当取締役として参画。両社にて当時としては先進的なリッチクライアントによるオンライントレーディングシステムを実現。
2001 年4 月に現在の株式会社マジカジャパン,2011 年9 月に米国エークリッパー・インクを設立して代表に就任。現在は,企業向けにビジョン設計,業務設計,人材育成,業務のIT 化などの活動を行っている。
2006 年より2012 年まで国立大学法人琉球大学の非常勤講師。
2013 年より特定非営利活動法人原爆先生の理事。
著書に,『はじめよう!要件定義』(技術評論社),『原爆先生がやってきた!』(産学社),『楽々ERD レッスン』(翔泳社),『改訂第3 版 すらすらと手が動くようになる SQL 書き方ドリル』(技術評論社),『いきいきする仕事とやる気のつくり方』(ソフトリサーチセンター)など多数。

可世木恭子(かせききょうこ)

イラスト担当
法政大学経済学部卒。複数のソフトウェア会社でプログラマとして勤務した後,現在の株式会社マジカジャパンの設立,2011年エークリッパー・インクの設立に参画。現在の世の中ではまだまだ珍しい業務のイラスト化を中心に活動。
イラストに『はじめよう!要件定義』(技術評論社),『原爆先生がやってきた!』(産学社),著書に『サーバサイドプログラミング基礎』(共著,技術評論社)がある。

目次

第1部 プロセス設計って何だろう?
CHAPTER 01 「モヤモヤ」が止まらない

  • こんな現状
  • いつまでも報われる気がしない
  • プロセスを設計すること

CHAPTER 02 プロセスとは何か

  • プロセスとは「過程」のこと
  • 「プロセス」という言葉の多様性
  • 人は「当たり前」に冷たい
  • 「悪性・悪習慣」化しているプロセス
  • 問題解決もまたプロセスである

CHAPTER 03 プロセス設計とは

  • 「プロセスを設計する」とは
  • プロセスとは仕組みである
  • 良質のプロセス設計がもたらすもの

第2部 プロセスの構成要素
CHAPTER 04 プロセス=仕事の連なり

  • 仕事の構造
  • 仕事の本質は変換
  • 仕事を行うタイミング
  • 仕事の連鎖
  • 受け渡しと保管とピックアップ
  • 「良質のプロセス」を考えるために

CHAPTER 05 評価と価値と対価

  • 価値とは何か
  • 評価という仕事
  • 対価と支払い
  • 効果とか影響とか

CHAPTER 06 心の仕事

  • 顧客からの注文は相手次第
  • 「顧客が注文をする」という仕事
  • 決心までに至る心の中のプロセス

CHAPTER 07 もしもの世界

  • 多種多様なニーズに応えるプロセス
  • もしもの場合に備えるプロセス設計

CHAPTER 08 プロセスをどう表現するか

  • 仕事の入れ子構造
  • プロセスを表現する
  • マジカとは

CHAPTER 09 マジカでプロセスを表現する

  • 活動と成果
  • 材料と道具と手順
  • 受け渡し
  • 実行条件
  • 保管とピックアップ
  • もしもの場合
  • バリエーションについて
  • 心の中について
  • その他いろいろ

CHAPTER 10 マジカでサンプルを描いてみる

  • マジカでプロセスを表現する例
  • 文章に書かれている内容をプロセスに描く
  • 文章に書かれていない内容をプロセスに描く
  • 描いたプロセスの最終形
  • マジカから別の表記法への転記
  • いよいよ設計へ!

第 2.5部 既存プロセスの見える化
〜第2部と第3部の間のお話〜
CHAPTER 11 現状を可視化する

  • まずは健康診断
  • 既存プロセスの見える化のメリット
  • 既存プロセスの見える化の進め方

CHAPTER 12 既存システムのリプレース案件にて

  • 現状を把握し切れない状態でのリプレース要件
  • 現行システム周辺の利用プロセスを収集するためには
  • 目的およびビジョンの明確化が不可欠

CHAPTER 13 パッケージソフトやシステムに業務を合わせるという話

  • パッケージに業務を合わせる場合の問題点
  • パッケージの想定する業務プロセスを取得するには

第3部 プロセスの設計方法
CHAPTER 14 基本的な考え方=ストーリー指向

  • プロセス設計では何を考えるべきか
  • ストーリー指向とは
  • 想像を描くのは難しい
  • シナリオのあるドラマとしての商売(ビジネス)
  • ビジネスというストーリー

CHAPTER 15 ゴールを明確にする

  • ゴール設定の重要性
  • ゴールの三角形
  • ゴールから逆算する
  • ブレイクダウンする

CHAPTER 16 3本のプロセスライン

  • 顧客と支援者の2 本のプロセスライン
  • 「IT」という魔法
  • 顧客,支援者,IT プロセスの3 本のプロセスライン

CHAPTER 17 カスタマーエクスペリエンスを描く

  • 顧客のプロセスを描くには
  • CX 設計において重要なこと
  • CX の作り方
  • 背中を押してあげる

CHAPTER 18 サービスデザインを描く

  • プロセスをサービスとして考える
  • サービスデザインの進め方
  • サービスデザインにおける注意点

CHAPTER 19 ユーザシナリオを描く

  • IT を利用するということ
  • ユーザシナリオの進め方

CHAPTER 20 全体を見直してみる

  • 最初は大雑把に,少しずつディテールを詰めていく
  • 経験を重ねてスキルを習得しよう

まとめ 現代の魔法つかいとして

  • プロセスとは仕組みである
  • 絵に描いた餅にしないために
  • プロジェクトというプロセスを設計する
  • 問題解決のデザイナーとして
  • 未来図を描く
  • 戦略というプロセスを描く
  • 人生というプロセス
  • いくつになっても今日が始まり!