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ソフトバンクより発売されている,ノキア製の携帯電話「705NK」はいわゆるスマートフォンとして世界中で発売されています(本来の型番はNokia N73)。スマートフォンというと,日本ではキーボード付きケータイというイメージがあるかもしれませんが,ネイティブアプリが動作するケータイというのがスマートフォンの基本です。すでにボーダフォンから発売されている702NK/NKII,804NKなどでノキアのスマートフォンに慣れ親しんだユーザーも多いと思いますが,ここでは705NKを利用したスマートフォンの活用例を紹介しましょう。
NOKIA Sports Trackerを使ってみる
NOKIA Sports Trackerの画面
NOKIA Sports TrackerはNokiaが提供しているアプリケーションです。これは,ジョギングやウォーキングなどで走った距離や速度,時間などを計測して保存/表示することができます。
705NK単体では計測することができないので,位置情報取得のためにBluetoothのGPSを利用します。Bluetoothとは近距離間の無線技術で,ワイヤレスでのデータのやりとりや周辺機器の使用が可能です。705NKではBluetoohを搭載しており,そのためさまざまな周辺機器を利用することができます。
移動した距離や時間などを計測してくれる
GPSは自分のいる位置を衛星からの電波で知ることができる機器です。つまり,GPSで自分の位置を把握し,NOKIA Sports Trackerがその情報を元に,移動した軌跡から速度や距離などを計測してくれます。
- NOKIA Sports Trackerのサイト
- http://research.nokia.com/research/projects/SportsTracker/
Google Earth用のデータ出力も可能
結果を表やグラフなどで確認することができる
測定を行うには705NKとGPSの両方を持ち出す必要があります。面倒かもしれませんが,ケースに入れるなどして体に取り付ければそれほど気にならないでしょう。クルーセルのアタッチメント付きケースなどを使えば衣類に取り付けての走行なども可能です。
NOKIA Sports Trackerを実際に使ってウォーキングを行ってみたのが左の画面です。結果を日付ごとに保存して管理することもできます。グラフ表示にして日々の達成記録を確認するのもよいでしょう。
また,Google Earthで読み込める形式での出力も可能で,データをパソコンに移動すれば,実際に移動したルートをGoogle Earth上で確認することができます。
軌跡をGoogleEarth上で表示することもできる
さまざまなものに連携していくスマートフォン
似たようなことは他の機器を使って行うこともできますが,これらが携帯電話でできるというのがスマートフォンのおもしろさでしょう。単に周辺機器を利用したり,ネイティブアプリが動くというだけでなく,他のサービスやアプリケーションとの連携が取れるというのが今後のスマートフォンの動きだと思います。ケータイのメニューに用意されたサービスだけでなく,パソコンやWebサービスといったケータイの枠を超えた活用が,スマートフォンでは今後目立ってくるのではないでしょうか。
弊社から発売されている『まるごと705NK』では,705NKのスマートフォンとしての使い方を多数紹介しています。ぜひとも参考にしてみてください。