ActionScript 3.0はじめの一歩

第1回 ムービークリップのコントロールとイベント処理

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オブジェクトのコントロールのもう1つは「メソッドの実行」です。

メソッドはオブジェクトに対して実行できる,操作や命令と考えられます。

携帯電話であれば,⁠電話を掛ける」⁠電話を受ける」といった操作がメソッドと考えることができます。

電話を掛ける場合,相手先の電話番号を指定する必要があります。メソッドの中にはこのように,実行する際に何らかの情報が必要なものがあります。その情報を「引数(ひきすう)⁠または「パラメータ」といいます。

ActionScriptでオブジェクトのメソッドを実行するには次の書式を使います。

オブジェクト.メソッド();

メソッドは実行する際にこのように「()」が必用です。

引数の指定が必要なメソッドであれば,次のように「()」の中に指定します。

オブジェクト.メソッド(引数);

中には,引数を複数設定する必要があるメソッドもあります。そのような場合には,⁠,」⁠カンマ)で区切って指定します。

ムービークリップには再生ヘッドをコントロールするメソッドが用意されています。

例えばstop()メソッドはムービークリップの再生ヘッドを停止させます。

アニメーションを持ったUFOのムービークリップインスタンス(インスタンス名は"ufo_mc")のアニメーションを停止するスクリプトは次のようになります。

サンプル2

01:  ufo_mc.stop();

図6 スクリプト実行前と実行後のムービークリップ

図6 スクリプト実行前と実行後のムービークリップ

ムービークリップで使える代表的なメソッドには次のものがあります。

表2

メソッド 説明
stop() ムービークリップインスタンスの再生ヘッドを停止状態にします。
play() ムービークリップインスタンスの再生ヘッドを再生状態にします。
gotoAndStop(フレーム) ムービークリップインスタンスの再生ヘッドを指定したフレームに移動して停止状態にします。フレームはフレーム番号かフレームラベル名で指定します。
gotoAndPlay(フレーム) ムービークリップインスタンスの再生ヘッドを指定したフレームに移動して再生状態にします。フレームはフレーム番号かフレームラベル名で指定します。

このように,オブジェクトの種類によって様々なプロパティやメソッドが用意されていて,それらを操作することでオブジェクトをコントロールしていきます。

次は,ボタンなどに処理を設定する際に行う「イベント処理」について扱っていきます。

著者プロフィール

林拓也(ハヤシタクヤ)

Flash・Director オーサリングエンジニア,アドビ認定インストラクター,ロクナナワークショップ講師。

各種Webコンテンツ制作や,少人数ハンズオントレーニングから大規模なセミナー講師など幅広く活躍中。各種学校のカリキュラム・教材制作をはじめ,ActionScriptに関する書籍も多数執筆。

URLhttp://67.org/ws/instructor/hayashi.html

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