NORIのFlashユーザのためのMovable Type講座 gihyo.jp版

第5回 Flash側:画像ファイルを読み込む

この記事を読むのに必要な時間:およそ 4 分

前回FlashにXMLデータを読み込みました。

今回は,そのXMLから取り出した画像のURLから画像データを読み込み表示します。

おさらい

前回作成したフレームアクションは,次の通りです。

//読み込みオブジェクトの生成
var myLoader:URLLoader = new URLLoader();
//テキストデータという宣言
myLoader.dataFormat=URLLoaderDataFormat.TEXT;
//読み込み完了したらonLoaded()を実行
myLoader.addEventListener(Event.COMPLETE,onLoaded);
//読み込み完了時に実行される関数
function onLoaded(e:Event):void {
      //XMLデータとして読み込んだテキストデータをパース
      var myXML:XML=new XML(e.target.data);
      //E4XでmyXMLを解析
      for each (var entrydata:XML in myXML.*) {
            //entrydata の中のimgタグのsrc属性を調べる
            trace("src",entrydata.img.@src)
      }
}
//文字列をURLRequestオブジェクトにする
var myURLRequest:URLRequest=new URLRequest("photo.xml");
//XML読み込み実行
myLoader.load(myURLRequest);

実行すると,のようにXMLからsrc属性のデータが出力されました

前回の結果

前回の結果

今回は,そのデータを利用して画像を表示したいと思います。

格納すべきデータは,画像のURLが中心ですが,いっしょに保存されているtitleやid属性もまとめて保存しましょう。

Objectデータを配列にする

1件分のデータはObjectにしておきます。これだと,Object.idやObect.titleなどで属性が取得できて便利だからです。そして,そのObjectを配列の要素として保存します。

データの構造は次のようなイメージです。

Array(配列)の中にObject(汎用オブジェクト)が複数ある

Array(配列)の中にObject(汎用オブジェクト)が複数ある

では,まずfunction onLoaded()の中を太線のように書き換えます。

function onLoaded(e.Event):void{
      var myXML:XML=new XML(e.target.data);
      for each (var entrydata:XML in myXML.*) {
            var t_object:Object = new Object()
            t_object.src = entrydata.img.@src
            t_object.id = entrydata.id
            t_object.title = entrydata.title
      }
}

このままでは,t_objectは,単に属性がセットされるだけで,関数onLoaded()が終了すると残りません。

そこで,複数のt_objectデータを並び順通りに保存するために配列(Array)を使用します。

配列 image_arrayをfunction onLoaded()の外で定義し関数内で配列に挿入すると,次のようになります。

var image_array:Array = new Array()

function onLoaded(e.Event):void{
      var myXML:XML=new XML(e.target.data);
      for each (var entrydata:XML in myXML.*) {
            var t_object:Object = new Object()
            t_object.src = entrydata.img.@src
            t_object.id = entrydata.id
            t_object.title = entrydata.title
            image_array.push(t_object)
      }
}

これで,関数onLoaded()が終了した後でも画像パスなどのデータをimage_arrayで調べることができます。

画像を読み込んで表示する関数を作る

画像を読み込むためには,Loaderクラスを使用して,次のような感じで使用します。

今回もURLの指定には,StringではなくURLRequestを使用します。

var loader:Loader = new Loader()
var fileurl:URLRequest = new URLRequest("http://~.jpg")
loader.load(fileurl)

そこで,Loaderクラスを使用して「指定した画像を読み込んで表示する」という関数を作ります。

また画像の指定方法は,image_arrayの順番を指定する引数numを使用して該当するObjectのsrc属性を調べます。

image_array[num].src

showPicture関数の定義は,次のようになります。

function showPicture(num:uint):void{
      var loader:Loader = new Loader()
      var fileurl:URLRequest = new URLRequest(image_array[num].src)
      loader.load(fileurl)
}

これで,読み込みは成功しますが,画像を表示するにはMovieClipの時と同じようにloaderオブジェクトをaddChild()する必要があります。

これらをまとめたものが次のスクリプトです。

function showPicture(num:uint):void{
      var loader:Loader = new Loader()
      addChild(loader)
      var fileurl:URLRequest = new URLRequest(image_array[num].src)
      loader.load(fileurl)
}

ムービープレビューで最初の画像を表示するには,どこかでこの関数を実行しないといけないため,XML解析を行うonLoaded()の最後で,showPicture(0)と呼ぶようにします。

function onLoaded(e:Event):void {
      var myXML:XML=new XML(e.target.data)
      for each (var entrydata:XML in myXML.*) {
            var t_object:Object = new Object();
            t_object.src=entrydata.img.@src;
            t_object.id=entrydata.id;
            t_object.title=entrydata.title;
            image_array.push(t_object);
      }
      showPicture(0);
}

著者プロフィール

NORI(伊藤のりゆき)

Twitter:@nori_togoru

有限会社トゴル・カンパニー代表。Flashアクセシビリティをきっかにアクセシビリティ全般に興味を持つ。UIデベロッパとして企業用WebアプリケーションのUIデザインを行う。写真集「Snap or Nothing写真集」(iTunes AppStoreにて)をリリースするなど写真家としても活動している。

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