スマホ×Windows Azure開発講座(Windows Phone編)

第4回 アプリケーションのWindows Azureへのデプロイ

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

はじめに

今回は,前回作成したアプリケーションを実際にWindows Azureへデプロイ(アップロードして動かせる状態にする)したいと思います。本記事では『Windows Azure 管理ポータル』経由でアプリケーションをWindows Azureにデプロイする方法に関して述べていきます。

※スマホ×Windows Azure開発講座(iOS編)第4回でVisual Studio 2010のみでアプリケーションをWindows Azureにデプロイする手順に関して取り上げていますので,そちらもチェックしてみてください。

本記事のデプロイ作業を行うには,Windows Azureの無料お試しのアカウントをご用意して頂く必要があります。

Windows Azureプロジェクト

前回作成したアプリケーションが入っているプロジェクト(Webロールプロジェクト)の方ではない,⁠Windows Azureプロジェクト』を中心にWindows Azureへのデプロイする(配置する。アップロードして動作するようにする)作業を行っていきます。

今回のサンプルアプリケーションでは「GihyoAzureSampleGame01」という名前にしたプロジェクトがWindows Azureプロジェクトです。

図1 Windows Azureプロジェクト

図1 Windows Azureプロジェクト

上図の下の方のプロジェクトがWindows Azureプロジェクトです。

このプロジェクトでは作成したロール(今回はWebロール1個)とWindows Azureに配置する際に必要になる設定ファイルを管理します。

cscfgファイル(クラウドサービス構成ファイル)とcsdefファイル(クラウドサービス定義ファイル)がソリューションエクスプローラで確認できます。

アプリケーションをパッケージ化する

次に,アプリケーションをパッケージ化します。Windows AzureはVisual Studio 2010で開発したアプリケーションを1つのファイルにパッケージ化して,そのファイルをWindows Azureにデプロイします。また,デプロイの際にはcscfgファイル(クラウドサービス構成ファイル)も一緒に指定します。

それではアプリケーションをパッケージ化していきます。⁠GihyoAzureSampleGame01」プロジェクトを右クリックして「Package」を選択します。

図2 Windows Azureアプリケーションのパッケージ化

図2 Windows Azureアプリケーションのパッケージ化

ここではサービスの設定をCloud用かLocal用かを選べます。また,デバッグビルドかリリースビルド化の選択も行えます。CloudがWindows Azureで,LocalがローカルのWindows Azureエミュレーション環境(⁠開発ファブリック」と呼ばれる)です。

今回はデフォルトのCloud設定でReleaseビルド設定を選択した状態で「Package」ボタンをクリックします。

しばらくするとエクスプローラが開き,パッケージ化されたアプリケーションと設定ファイルが保存されたフォルダが開きます。GihyoAzureSampleGame01.cspkgとServiceConfiguration.Cloud.cscfgが作成されていることが確認できます。

図3 パッケージ化されたアプリケーションとそのcscfgファイル

図3 パッケージ化されたアプリケーションとそのcscfgファイル

Windows Azureのアプリケーションはcspkgファイル(クラウドサービスパッケージファイル)というファイルにパッケージングされます。それが前者です。後者がアプリケーションの設定ファイルです。この設定ファイルはアプリケーションをWindows Azure上にデプロイ後も編集でき,環境に依存する設定等を記述しておくことが可能です。

これらファイルをWindows Azure管理ポータル経由でWindows Azureにデプロイしていきます。

著者プロフィール

福田寅成(ふくだともなり)

クラスメソッド株式会社

RIAエバンジェリスト

RIAやクラウドに関する技術記事執筆やセミナーの開催を通じて,先進技術の啓蒙を行う日々。Flex/AIR/Silverlight/AWS/Azure/Android/iOS/Windows Phone/UXと幅広い技術を担当。

Twitter:@Cronoloves

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