ケータイFlashゲーム制作レクチャー

第3回 アクションゲームレクチャー(2) ゲームの舞台,ステージを作る

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[参考]Flashの特性 ムービークリップの座標について

Flashでのムービークリップの座標は,慣れないと困惑してしまうだろう。これは,クリップをステージへ配置した際の,ステージ上での配置座標(基準点の座標)と,そのクリップ内へ入った際の基準点の座標が異なってくるからである。これについて図を用いて解説すると…

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[参考]Flashの特性 実行処理順位について

ゲームを制作するには複数のムービークリップを用いる必要がある。ということはつまり,それぞれのムービークリップ内でスクリプト処理が実行されることになる。であるからして,Flashの実行処理順位を強く意識する必要がある。…と文章で記しても分かりにくいと思うのでサンプルファイルを用意したFlash CS3用のものまたはFlash 8用のもの)⁠Flashの実行処理順位を把握できれば,画面描画の前にgotoでフレームを飛ばしたり,階層上位が下位のクリップ内をコントロールしたり等々が上手く行える。

Flashの処理順サンプルのfla画面

これは処理順サンプルのfla画面だが,デバッグ(動作チェック)に便利なtraceメッセージを用い,タイムラインの1及び2フレーム目,二つのムービークリップ,各クリップ内のタイムラインがどういう順番で実行されるかを表したもので,出力されるtraceメッセージを見れば一目で処理順位がわかる。

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この実行結果は次のようになる。⁠注:パブリッシュの「ダウンロード順序」をデフォルトの「下から上へ」で実行した結果)

Layer2のタイムライン
Layer1のタイムライン
Layer1に置いたクリップのオブジェクトアクション
Layer1に置いたクリップ内のタイムライン
Layer2に置いたクリップのオブジェクトアクション
Layer2に置いたクリップ内のタイムライン
Layer3のタイムライン(2フレーム目)

Flashの実行処理順位のもっと詳細は,テクニカルノートに記してあるので,合わせて参照されたし。

以上で3回目は終了~! 抑えて書きつつも長~い内容でゴメンね(汗) …でも,ゲーム作りは,この1つ1つが大事なのよ!次回は,いよいよキャラの作成です!!

著者プロフィール

西村直樹(にしむらなおき)

クリエイティブスタジオ Studio無限界 代表。アニメーターを経て,ゲームクリエイターとなる。ゲーム制作では,企画シナリオ,ディレクション,絵関連など幅広くこなし,ゲームクリエイターとして現在で19年となる。また,ゲームスクール,アミューズメントメディア総合学院にて,創立年から企画系講師を行い,クリエイター育成にも携わっている。現在は,マネジメントを行いつつ,コンシューマゲーム,ケータイコンテンツ,書籍執筆,その他様々なプロジェクトを進めている。

Studio無限界
URLhttp://www.mugenkai.com/


藤田和久(ふじたかずひさ)

プログラマ/テクニカルスーパーバイザー。メインフレームと呼ばれる大型コンピュータのシステム開発から,WebサイトのCGI,そしてケータイFlashに至るまで様々な環境のプログラミングに携わる。現在はStudio無限界の活動の傍ら,都内複数の専門学校において講師として,ゲーム制作,Webサイト制作,システムエンジニアリングなどの授業を担当。 また,Studio無限界とは別にFMS(個人)として,システムエンジニアリングの分野でも 活動している。

Studio無限界
URLhttp://www.mugenkai.com/