環境構築
前回では、
redMineはRuby on Railsによって作られているアプリケーションですので、
- Ruby (1.
8.5 以上) - Rails (※1)
- MySQL (MySQL 5) (※2)
- Subversion (※3)
RailsはRubyで実装されたWebサーバのWEBrikを使うことができるため、
また、
Windowsにおける環境構築
今回はWindowsのマシンに環境を構築する想定で解説します。まず、
ダウンロードしたインストーラを利用してインストールを行います。RubyとMySQLのインストールが終わったら、
> ruby -v ruby 1.8.6 (2007-03-13 patchlevel 0) [i386-mswin32] > mysql --version mysql Ver 14.12 Distrib 5.0.27, for Win32 (ia32)
続いて、
> gem install rails --include-dependencies
コマンド入力後、
以下は、
Subversionのインストーラを下記サイトからダウンロードします。
http://
インストーラからインストールを行った後、
> svnadmin --version svnadmin, バージョン 1.4.2 (r22196) コンパイル日時: Nov 3 2006, 16:53:07
続いて、
C:\programming\svn\repos
というディレクトリをリポジトリとして作成して運用するようにします。
コマンドプロンプトから下記コマンドを実行します。
> svnadmin create C:\programming\svn\repos
これでSVNのリポジトリが作成できました。既存のソースコードは、
> svn import <ソースコードへのpath> file:///<作成したリポジトリのpath> -m "initial import"
例えば、
> svn import C:/src/hoge_project file:///C:programming/svn/repos
これで、
redMineのインストール・初期設定
続いて、
1.ファイルの配置
ダウンロードしたredMine-0.
> tar zxvf <filename>
2.データベースの作成
先ほどインストールしたMySQLにdatabaseを作成しましょう。今回は例にならってredmineという名前のdatabaseを作成します
mysql> create database redmine;
3.データベースに関する設定
データベースの設定ファイルを編集します。configフォルダの中のdatabase.
production:
adapter: mysql # mysql 以外のDBを利用する場合はここの値も変更します。
database: redmine # 2で作成したデータベース名と合わせます。
host: localhost # DBが同一サーバ内の場合はlocalhostのままで構いません。
username: username # 上記DB へアクセスするユーザです。[5]
password: password # 上記ユーザのパスワードです。[6]
4.テーブルの作成
続いて、
> rake db:migrate RAILS_ENV="production"
これで、
5.初期データをセット
DBの作成が終わったら、
> rake load_default_data RAILS_ENV="production"
このコマンドを入力すると、
Select language: bg, de, en, es, fr, it, ja, nl, pt, pt-br, sv, zh [en]
デフォルトの言語を何にするかを聞かれていますので、
6.メールサーバの設定
configフォルダのenviroment.
config.action_mailer.perform_deliveries:
7.Webサーバの起動
最後にWEBrick web serverを起動します。
> ruby script/server -e production
このコマンドでサーバは起動します。デフォルトで3000番のポートを利用することになっていますので、
> ruby script/server -e production -p 3001
さて、
http://localhost:3000/
下記のような画面が表示されるはずです。

8.adminでのログイン
画面右上の
ID : admin password : admin
ログインすると、

9.サイトの設定
続いて、

この画面で設定しておく必要があるのは以下の項目です。
- 送信元メールアドレス
- サイト内の情報が変更されたときにメールで通知する際、
メールのfromに設定される値です。サイト管理者のメールアドレスを設定しましょう。あるいは、 サイト用に1つメールアドレスを作成して設定しても良いと思います。 - ホスト名
- アプリケーションのホスト名を設定します。ここで設定した値が、
ユーザへのメールの中に記載されるURLに利用されます。 - 認証が必要
- 本サイトの情報を閲覧するのに、
ログインが必要かどうかを設定します。チェックボックスはデフォルトではOFFになっており、 プロジェクトの設定が 「公開」 になっているものはログインしなくても見ることができるようになっています。ログインしていない人でも見て良いコンテンツを作りたい場合はOFF、 そうでない場合はONにしましょう。 - ユーザは自分で登録できる
- ログイン画面からユーザ登録可能にするかの設定です。ユーザをサイトの管理者が管理したい場合はOFFにしましょう。
その他、
さあ、