Titanium Mobileで作る! iPhone/Androidアプリ

第12回 Androidでの開発

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前回までの連載でiPhone開発についてはひと通り解説しましたので,今回からはAndroidでの開発について説明していきます。iPhone開発にはiOS SDKのインストールされたMacが必要でしたが,Android開発についてはWindowsやLinuxでも利用可能です。今までMacが無いので躊躇していたという方もこれを機会にTitaniumを使い始めてもらえたら幸いです。

Android開発環境の構築

すでにこの連載を読んでいてTitanium開発環境が整っている方は,Titaniumそのものについては特に改めてセットアップする必要はありません。もし,この記事を最初にご覧になっている場合は,第1回の記事を参考にTitaniumのセットアップを行ってください。Android SDKについては少しインストールに難があるので,今回はまずSDKのインストールについて解説していきます。

Android SDKの入手とセットアップ

前述のようにWindowsやLinuxでもAndroid開発が可能ですが,この記事では引き続きOS Xを対象にします。Windowsを利用の方はPythonやJDKなどのインストールも必要になるので,Installing on Windows 7 - Documentation Guides - Appcelerator Wiki(英語)を参考にしてみてください。

まず,Android SDKを公式サイトより入手します。OS Xですとandroid-sdk_r10-mac_x86.zipが執筆時の最新版になります。このzipアーカイブにAndroid開発に必要なものがまとまっており,このファイルを展開し適当なディレクトリに配置することになります。今回は,自分のhomeディレクトリ(/Users/user_nameに展開します。展開すると⁠android-sdk_r10-mac_x86⁠というディレクトリが出来ますので,このディレクトリ名を⁠AndroidSDK⁠と変更します。これで⁠/Users/user_name/AndroidSDK⁠というディレクトリにAndroid SDKが配置されました。この配置場所やディレクトリ名に特に決まりがあるわけではないので,Android SDKについて十分に知識がある場合はご自由に配置してください。以下の説明では/Users/user_name/AndroidSDKにSDKがあるとして解説していきます。

つづいて,Android SDKをダウンロードするツールを起動し各種SDKをインストールします。⁠/Users/user_name/AndroidSDK/tools/android⁠というファイルがあるので,このファイルをFinderからダブルクリックするか,Terminalから起動するなどして,次の画面を表示させます。

インストールツール起動画面

インストールツール起動画面

続いて左カラムのAvailable packagesから必要なパッケージを選択しインストールしていきます。Titanium開発に必要なのは次のパッケージです。

  • Android SDK Platform-tools
  • SDK Platform Android 1.6 API 4
  • Google APIs By Google Inc, Android API 4
  • Google Market Licensing package

このうち,⁠SDK Platform Android」がAndroidの基礎的なSDK,⁠Google APIs By Google Inc, Android API」がGoogleの(Mapsなどの)API を利用するためのSDKになります。どちらもAndroidのバージョンごとに用意されており,自分が開発の対象にしようと思っているバージョンの分だけインストールしてください。また,Titanumは「SDK Platform Android 1.6」が必須となっているのでこのバージョンは必ずインストールしてください。

Androidのバージョン番号(スマートフォン向けの最新は2.3,スレート向け最新は3.0)に対応するようにAPIの番号も決まっており,Andorid 1.6はAPI 4に対応しています。この番号に対応するようにGoogle APIsパッケージもインストールしましょう。現在Titaniumの安定版である1.6.2ではAndroid 1.6から2.3まで対応しているので,それぞれに対応するパッケージをすべてインストールすることにすると以下のような画面になります。

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右下の「Install Selected」をクリックするとライセンスなどの確認ダイアログがでるので,確認の上インストールします。

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Google Market Licensing packageは開発には直接関係ありませんが,Google Marketでの公開を考えて一応インストールしておきます。途中インストーラーの都合でインストールが中断することがありますので,そのような時はパッケージを選び直してから「Install Selected」をクリックしなおすなどして選んだパッケージがすべてインストールされるようにしてください。

すべてのインストールに成功すると,左カラムのInstalled packagesを選択したときに下のような画面になります。自分が選択したパッケージがすべて表示されていれば成功です。

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次に,adbというコマンドラインツールに対して一つシンボリックリンクを貼る必要があるので,Terminalを起動し次のコマンドを実行します。

$ cd /Users/user_name/AndroidSDK/tools
$ ln -s ../platform-tools/adb

著者プロフィール

倉井龍太郎(くらいりゅうたろう)

株式会社はてな アプリケーションエンジニア。

スマートフォンアプリからSQLチューニングまで幅広く格闘中。好きな言語はRuby。

URLhttp://d.hatena.ne.jp/r_kurain/
Twitter@kurain

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