アナログツールでライフハック:Hipster PDA時々モレスキン,のちトラベラーズノート
第4回 モレスキンとユビキタス・キャプチャー
さて,2回に渡ってHipster PDAの紹介と実践について書いてきました。Hipster PDAは常時携帯していますが,書き込んだメモは必ずノートかザウルス(PDA)に転記しています。そして,こういったメモを保存するには,しっかりとしたノート型のモレスキン(※1)が便利です。今回は,このモレスキンについてユビキタス・キャプチャーという習慣とからめて語ってみます。
- ※1)
- moleskineの日本語表記として,モレスキンとモールスキンが混在しています。正式にはイタリア語の発音に近いモレスキンとのことですので,ここではモレスキンと表記しています。
ユビキタス・キャプチャーという習慣
前回紹介しましたZTDの,10個の習慣の第一番目に,ユビキタス・キャプチャーがあります。それだけ重要でZTDの基本となる習慣です。(※2)。
簡単に説明しますと,ユビキタス・キャプチャーとは,いつでもどこでも小さなノートを携帯し,頭に浮かんだあらゆること(タスク,アイデアなど)を書いていく習慣です。これはGTDでの「収集」のプロセスにあたりますが,まとまった時間を「収集」にあてることはありません。眠っている時間以外,常に収集をしているのがユビキタス・キャプチャーだと言えます。
やはり「いつでもどこも」というのが重要で,キーワードだけでも書いておくことで,後から見ても記憶がよみがえります。日記のように一日の終わりにまとめて書こうとしても,何も思い出せないということになりがちです。
このように,いつでもどこでもメモをする習慣を身に付けることで,全てがここにある,という感覚を持つことができます。それによってある種の安心感が得られるでしょう。
また前回も書きましたが,筆者は保険として「忘却力」(小飼弾氏)をユビキタス・キャプチャーにもプラスしています。どういうことかと言いますと,
- ユビキタス・キャプチャーでなんでも記録しよう
- 万一メモやノートがないなら,忘れてもいいや,大事なことなら忘れないだろう
という心持ちの2段構えをとることで,どちらにしろストレスフリーとなる状態を取ることを目的としています。
自分でもいささかいい加減だなあと思いますが,こういったゆるい姿勢が結局長続きすることを助け,ユビキタス・キャプチャーという習慣を定着させることができたのです。
- ※2)
- ユビキタス・キャプチャーについては,日本語ではLifehacking.jpでの紹介が最も参照されているのではないでしょうか。
モレスキンというノート
Zen Habitsでは,ユビキタス・キャプチャーを実践するにあたってのツールは,シンプルで,携帯しやすく,使いやすいノートもしくはカードを薦めています。具体例としてモレスキンとHipster PDAが挙げられていますが,Hipster PDAでのユビキタス・キャプチャーは,保存や読み返すのにやや難点があると思い筆者は実践していません。ですから,ここではモレスキンによるユビキタス・キャプチャーについて扱っていきます。
モレスキンとは,堅い表紙,ノートが開かないように留めるゴムバンド,何かと便利な巻末ポケットなどの特徴をもつ手帳です。多くの愛用者がいて,それぞれ一家言あるかと思います。
モレスキンの大きさは,14cm×9cmのポケットサイズが,いつでもどこでも持ち歩くユビキタス・キャプチャーには向いているでしょう。
また無地や罫線,方眼などのタイプがありますが,これは各自の好みでいいかと思います。筆者は方眼を使っています。
さらにノートの開き方にも,横開きのクラシックと縦開きレポーターがあり,筆者はクラシックを使っています。
モレスキンに書き込むペンについても,好みはそれぞれです。
一つ紹介すると,筆者は主にぺんてるのプラマンという水性ペンを使っています。色は黒・青・赤があります。モレスキンの紙質に合っているように感じることと,価格が手頃なのが気にいっています。特に無印良品から出ているプラマン(※3)は,ぺんてるのプラマンより50円ほど安いのがありがたいところです。筆者はどちらも使っていますが,製品としてはほぼ変わりはないと感じています。
なお,「何かと便利な」と書きました,モレスキンの最後についているポケットですが,実は筆者はほとんど使っていません。このポケットを開くという習慣がなかなか定着せず,結局ブラックボックス化してしまいました。何かよい活用法がないか考えているところです。
- ※3)
- 無印良品での商品名は「水性プラスチックペン」となっています。これがぺんてるプラマンのOEM(相手先商標製品の生産)らしいのですが,はっきりした情報を筆者は得ていません。


