[自転車イラスト紀行]徒然走稿

第十九回「地元限定の逸品」

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古墳時代から戦国時代へ・忍城址フライポタリング

地図:Pro Atlas(Yahoo JAPAN!)

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さて,今回も車での現地入り。最近,列車輪行していないなあ。

さきたま風土記の丘・さきたま古墳公園の駐車場に車をデポジット。

でこぼこはあるけど,こんな立派な駐車場が無料で使えるのは嬉しい限りです。

駐車場の入口に屋台が一軒。

到着したときは閉まっていたのですが,自転車を組み立ている内にソースのにおい(行田のにおいはソース味)が漂ってきました。

のぞいてみると元気なおばあちゃんがせっせと太麺の焼きそばを焼いています。

「東京からきたんかい・あたしも昔は東京にいたんだよ」と,きさくに話しながら,ペラペラパックにてんこ盛りにして,フタでぐいっと押しつけて渡してくれました。紅ショウガを多めに入れてもらったのだけれど,これがとてつもなくしょっぱい。紅ショウガは普通盛りがおすすめです。

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まずは古墳公園内を散策します。

古墳公園と言うだけあって,園内は古墳だらけ。緑が萌え始めた古墳たちは,芝生や堀に浮かぶひょうたん島のようで,どれも愛らしい感じを漂わせています。

ちょうど発掘調査中の古墳もあり,時間が合えばガイド付きで見学をさせてくれるとのこと。

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古墳から出土した埴輪などを多数展示してあるさいたま史跡博物館には,後で立ち寄ることにして,先に古墳たちを見てしまうことに。

公園に隣接している前玉(さきたま)神社は"さいたま"の由来になった場所なのだそうです。

本殿はこんもりとした小山の上に建っていて,古墳の上に立っているように見えます。本殿に覆い被さるようにのびた大きな椿の木が,ポタポタとトキ色の花を散らしていました。

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将軍山古墳の一部は展示館になっており,古墳内部をのぞくことが出来ます。小さな展示館なのに「200円もとるのお」などと渋っていたら,みすかされたのか窓口の方が,史跡博物館と共通のチケットになっていますよ,と声をかけてくれました。うん,それなら納得。もちろん,史跡博物館にも立ち寄りました。

最後はメーンイベント。丸墓山古墳。

日本最大規模の円墳だとのこと。

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石田三成や上杉謙信が忍城を攻めたときは,この古墳が本陣に使われました。

なるほど,頂上からは忍城下が一望できます。

ちなみに公園内の古墳で上に登ることが出来るのは,ここと稲荷山古墳だけです。

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右手の田んぼの畦道のように見えているのが,石田三成が水攻めで築いた石田堤の跡です。

丸墓山古墳を最後にしたのは,古墳時代から戦国時代まで重要な歴史の舞台になってきた場所だからです。

さあ,いざ戦の場へ!

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の前に,駐車場の脇にある野菜も売っていれば,埴輪も売っている不思議なお店『さかもと』で,謎のゼリーフライを頂きました。

注文してから揚げるから時間がかかるけど,揚げたてが旨いし,宝箱のような宝蔵のような雑然とした店内を見ていればすぐに時間がたってしまいます。

そうこうしているうちに,新聞紙にくるまれた熱々があがってきますから,

話し好きなお店の主人にゼリーフライやフライの謂われをじっくりと聞きつつほおばってください。1個80円です。

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小腹も落ち着いたところで,もう一度公園内に戻り,埴輪の馬が門番を務めている"さきたま緑道"を北鴻巣駅方面へ向かいます。

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著者プロフィール

杠聡(ゆずりはさとし)

イラストレーター,ライター。東京都日野市在住。技術評論社刊の単行本カバーなど広告,出版でのお仕事をベースに,自転車旅行で出会った風景や人を題材にした作品づくりを続けています。

URLhttp://www.yuzuriha.com