たのしいchumby

第4回 chumbyのwidgetを作ってみよう

この記事を読むのに必要な時間:およそ 6 分

shibuya.chumbiesのoverlastです。お久しぶりです!

ようやく国内でのchumbyの販売が始まりますね!
これから発売されるchumbyはインターナショナル版と呼ばれるもので,アップデートを経て日本語フォントを利用できるようになるみたいです。

僕らが買ったchumbyでも日本語フォントを使えたら,さらにいろいろできて楽しいとはず。何とかなって欲しいです。

図1

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今回のテーマは「最も簡単な方法でchumbyのwidgetを作ってみる」です。

前回は,簡単な操作を繰り返すことでchumbyをハックしましたが,いよいよwidgetを作ります。chumbyはユーザが作成したwidgetが動くのですから,試さないと損です。

widgetはActionScript 2.0で実装していきます。ActionScriptと聞いただけで難しそうに感じる知れませんが,その心配はいりません。この記事を読みながら順番に作業を進め,サンプルをもとにwidgetを作成すれば,いつのまにかwidgetが動いているはずです。

今回も,前半を私が担当し,後半を私と同じくshibuya.chumbiesのAsamaさんが担当します。

前半ではActionScriptなど,chumbyのwidget開発に関するキーワードに触れたあと,MacOSX上でmtascというフリーのActionScript 2.0用コンパイラを使いwidgetを作成します。

後半はAsamaさんが,Flash DevelopというActionScript用の統合開発環境を使って,Windows XP上でのwidget作成について解説します。

1.chumby widget作成の基礎知識

chumbyのwidgetはActionScript 2.0で作れる

widgetを作り始める前に,必要な知識を確認します。

widgetは「ウィジェット」と読みます。 widgetは特定の機能を実現するための,GUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)を備えた簡易アプリケーションのことです。

Windows VistaやiGoogleやYahoo Widgetなど, widgetを利用できるさまざまなプラットフォームがあります。chumbyはそのようなwidgetを利用できるプラットフォームの一つです。

しかし,widgetの仕様はプラットフォームごとに異なるため, chumbyで動くwidgetが欲しい場合には自分でchumby用のコードを書く必要があります。

自分でソースコードを書くことは,とても素晴らしいことです。chumbyのように音が出たり,タッチパネルやセンサーを備えたデバイスを触っていると,色々なアイディアが生まれます。

誰もまだ実現していないアイディアを形にするためには,自分がwidgetをつくる必要があるでしょう。

chumbyのwidgetはActionScript 2.0というプログラミング言語で記述します。2.0はActionScriptのバージョンです。ActionScript 2.0はFlash 8で作成したコンテンツ相当の動作を実現することができます。ActionScriptの最新バージョンは3.0で,Flash 9相当の動作を実現できます。そのため,chumbyのwidgetでは,最近Web上で見かけるFlashアプリケーションでできることがすべてできるわけではありません。

chumbyは,ActionScript 2.0アプリケーションを動かすために,Adobe Flash Lite 3.0を使います。Adobe Flash Liteはアドビシステムズが携帯機器向けに開発したFlash Playerです。Flash Lite 3.0はFlash 8がベースになっています。

と,ここまで分かると,「chumbyではFlash Lite 3.0が使える。よって,chumbyのwidgetはAction Script 2.0で記述できる」という呪文みたいな一文も理解できてしまうと思います。

それでは,widgetをつくる第一歩として,Action Script 2.0で簡単なアプリケーションを作成してみましょう。

chumby widget作成の流れ

chumby widgetの作成手順は大きく分けて,以下の3ステップです。

  1. ActionScript 2.0でアプリケーションのASファイルを記述しコンパイルする。
  2. PCのブラウザなどで,SWFファイルの動作を確認する。
  3. chumbyで動作を確認する。

まずは,上記ステップ1,2を2つの異なる開発環境で実践します。2ページ目では,オープンソースでフリーのFlashコンパイラMTASC(Motion-Twin ActionScript2 Compiler)を使います。3ページ目では,同じくフリーの統合開発環境FlashDevelopを使います。自分で作ったwidgetをchumby上で動作確認する方法については,5ページ目で解説します。

著者プロフィール

Shibuya.chumbies

日本で最初のchumby大量輸入,および日本初のchumbyイベント「chumby night」を開催をした「chumby の普及を促進」する有志ユーザ団体。

URLhttp://chumby-night.net/

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