組込みプレス Vol.4

[表紙]組込みプレス Vol.4

2006年9月29日発売
B5判/208ページ
定価1764円(本体1680円)
ISBN 4-7741-2856-2

特集1
時間制約の考え方からRTOSの上手な使い方まで
組込みリアルタイムシステム徹底入門

リアルタイム性を実現するためには,要求仕様の中に隠れている時間的制約を抽出して,それらを適切に扱う必要があります。また組込みシステムにおいては,高価なCPUや大量のメモリを簡単には利用できない難しさもあります。本特集では,組込みリアルタイムシステムをエレガントに設計できる技術者になるための入門の仕方からマルチタスクの考え方,RTOSの上手な使い方までやさしく解説します。

特集2
文系エンジニアのためのハードウェア講座
FPGA基礎

回路記号を見て「物理はちょっと苦手で…」などという反応を示しがちな“文系エンジニア”のためのハードウェア講座へようこそ。今回は,“プログラムで回路が書き換わる”不思議なプロセッサ「FPGA」を取り上げます。ハードがわからなくても大丈夫! はじめて聞いた方も,あえて避けて通ってこられた方も,これを機にじっくり理解してみませんか。

特集3
組込みソフト開発を成功させる
アーキテクチャの作り方,描き方

システムの規模拡大に伴って,組込み開発の世界でも,アーキテクチャの重要性が強調されるようになってきました。本特集では,組込みソフトウェア開発に携わるすべての人が理解しておくべき,こうしたアーキテクチャの考え方について,わかりやすく解説していきます。

特別企画1
戦略的再利用のススメ
プロダクトラインの歩き方

再利用は古くて新しいテーマです。それはソフトウェアの自動生成が行えるようになっても,品質が安定して確保できないような人手が必要となる部分についてさらに再利用するためのものを探す必要があるためです。本特別企画では,戦略的に再利用を実践するための考え方について,やさしく解説します。

特別企画2
最新ETSS 2006年版 概説
ETSSという名の道標

2006年6月に経済産業省および情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)から「組込みスキル標準(ETSS)2006年版」が公開されました。本特別企画では,開発現場の技術者および管理者に向けて,組込みソフトウェア開発の現状から,ETSSとはなにか,そしてその詳細を丁寧に紹介します。