組込みプレスVol.14
今号の特集概要
特集1
一から始める
組込みLinux徹底攻略
アックス/ウインドリバー/モンタビスタ/リネオ/トライピークス各社製品解説付
今日,組込みLinuxは価格競争の激しい家電やOA機器に十分に浸透しています。また,各ディストリビュータからは,組込み製品の特性(高速起動や信頼性)に対応した製品がラインナップされています。本特集では,これから組込みLinuxベースの開発に従事する方やIT系でLinuxシステムの開発をされていた方が押さえておくべきポイントを実際に手を動かして進める形で解説していきます。さらに,アックス,ウインドリバー,モンタビスタ,リネオ,トライピークスの商用製品の特徴もわかりやすく紹介します。
特集2
部品化/再利用からプロセス改善まで
開発の現場で“今”できること
ソフトウェア開発の目的は,要求された機能を期日までに,品質が確保された形で構築することです。そのために,さまざまな手法が存在します。本特集では,それらの手法を実際の開発現場で創意工夫しながら,さらに一歩先へ進めるための実践方法を「コンポーネント開発」「モデル検査手法」「開発プロセス」「ソフトウェアメトリクス」をキーワードに解説していきます。
特別企画1
取り組み事例とポジティブ心理学
技術者のガンバリを引き出す現場
昨今,技術者の育成はソフトウェアベンダにとって緊急の課題となっており,IPA/SECではETSS(組込みスキル標準)が策定されており,各社の人材育成戦略に活用され始めています。しかし,具体的な方法となると,各企業によって事業戦略も異なりますし,なにより個々の技術者の人間性も含めた部分までもカバーすることはできません。本特別企画では,取材を通して各企業の取り組みを詳しく見ていきます。さらに,モチベーションを向上させる最新の心理学的なアプローチも紹介します。
特別企画2
目の付け所と手の付け所
組込みデバイス開発記
組込み開発には,新しい技術への挑戦,未知の価値観を生み出すこと,世の中をあっと驚かせるモノを作ることへの高揚感があります。しかし,そのような製品を創り出すまでには,技術的に困難な要素を克服すること以外に,ビジネスとしての絵図が示せることも必要です。とかく技術面を深追いしがちなエンジニアですが,ビジネス面とのバランスはどのようにとっていけばよいのでしょうか。本企画では,ユニークな組込みデバイスを実際に開発していく過程を取材し,そのヒントを探っていきます。