レポート

更なる進化を遂げるUnity5.0,「Unite Japan 2014」で今後の展開を垣間見る

この記事を読むのに必要な時間:およそ 6 分

昨年,大盛況のうちに閉幕したUnite2013」⁠本年は,新橋からお台場に場所を移し,東京・お台場のホテル日航東京で,Unityの開発者イベントである「Unite Japan 2014」が2日間に渡って開催された。

「ゲーム開発の民主化」を掲げているゲームエンジンUnity,4.3以降の2Dゲーム開発機能に加え,5.0の発表により,より多くの開発者へ向けたテクノロジの進化を見せつけている。その勢いのままに3セッションが並行する熱気あるイベントとなった。

一部セッションは,後日動画配信を予定しているそうなので,メソッドやスクリプトをじっくり見たいという方はUnity Japanホームページからの情報をお待ちいただきたい。本稿は,編集部の都合により,Day1・午後からの各セッションとなるが,駆け足で概要をお届けする。今年,昨年と足を運べなかった方のために,今後の参加を検討する一助としてご覧いただきたい。

公式キャラクター・UNITY-CHAN!が出迎えてくれる会場と当日のセッション表。

画像 画像 画像

Day1

ユーザ必見! フィールドエンジニアいち押しのAssetを紹介

ゲーム作成に役立つおすすめAssetを紹介したのは山村達彦氏(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社)「Asset Storeマニアクス」⁠このセッションでは,デモを通して,たくさんのAsset紹介があった。

2013年にUnity Awardsを受賞したSkyshop($125)は,グラフィックをきれいにしたい場合におすすめという。⁠Shader Forge($80)⁠を使えば,ノードを組み合わせるだけで,静止しているもの,動きのあるものどちらも作ることができる。自動コーディングではあるが,より細かい設定をしたい場合は,コードの書き換えも可能だ。コルーチンのようにマルチスレッド処理を行える「Thread Ninja(無料)⁠マップを作るのに適した「2D Terrain Editor($10)⁠などの紹介もあった。⁠Ferr2D Terrain Tool($30)⁠は,⁠2D Terrain Editor」とおなじくマップ作成のAssetであるが,洞窟内部を再現することも可能なため,よりおすすめという。⁠Easy Masking Transition($10)⁠は画面の切り替え演出を華やかにし,⁠Fast Platform Switch($25)⁠はプラットフォームの切り替え時間を大幅に短縮できるので,どちらも使うとより中身の濃いゲームができそうだ。シーンをマージできる「UniMerge($15)⁠は,これまで不便を感じていたUnityユーザにとって,よい収穫となっただろう。これらのほかに,Unity内で人気のアイテムも紹介された。

昨年は、伊藤周氏(同社)が担当した本セッション、今年はバトンタッチとなった。実際にそのツールを動かしながらの紹介であった。コードを打ち込まなくても作りたいものができ,実装も簡単に見える。

画像 画像 画像

一度見たら忘れない存在感を持つ「Nugget The Duck Thing($2)⁠左)と,⁠Robot Warrior 2($45)⁠右)⁠

画像

最後に山村氏は,⁠Asset Store Tools(無料)⁠を使って,自作ゲームをAsset Storeで売りだそう,と語った。これからUnityをはじめたいという方も,よりよいAssetを探していた開発者にも,十分に楽しめる内容だったのではないだろうか。

※紹介されたAssetは,Unity Asset Storeで販売中。

Unity5.0で得られる新しいテクノロジ

また,同時刻のセッション,スティーン・ランド氏(Unity Technologies)によるセッション「Unity 5.0 アセットパイプライン/アセットバンドル」では,Unity5.0に向けて行ったアセットパイプラインとアセットバンドルワークフローの改良について,4.xではAssetbundleビルド時に,修正があった場合は再度構築しなければならなかった点の改善として,ビルド時間の高速化について言及した。5.0ではスクリプティングなしの環境と,エディタ側ですべてできる点などから変更点のみでビルドできるようになるなど,改良点の紹介があった。

画像

ほかには,エリック・ユール氏による(Unity Technologies)⁠マルチプレイヤーゲーム開発の民主化,その第一段階」では,⁠マルチのほうがプレイタイムが長くなる,面白さが増す,60~72パーセントが楽しい」と解答が得られた点からその意義が語られ,シングルなスクリプトで動かしていたものをマルチプレーヤーにする試みと技術展開について紹介があった。

画像

コメント

コメントの記入