Windows Azure仮想マシンのOracleソフトウェア込みイメージが2014年3月より正式公開(2/12)
Windows Azure仮想マシンのギャラリーで公開されているOracleを搭載したイメージはこれまでプレビューとなっていましたが、いよいよ3/12より正式公開となります。
現在(=プレビュー期間中)、Windows Azure仮想マシンのギャラリーから利用できるOralceソフトウェア搭載イメージでは、OSはWindows Server 2012 / 2008R2 / Oracle Linux 6.4となり、JDKのみ / Oracle Database / WebLogic Server / Oracle データベース+WebLogic Serverをインストールしたイメージが用意されています。この中でOSがLinuxイメージのもののみが「BYOL(bring your own license:ライセンス持ち込み)Oracle VM」 として昨年(2013年9月23日)より正式提供されていました。
近年、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスが普及し、多様化したデバイスに対応したサービスの開発も合わせて増加しています。そのような中でモバイルデバイス向けアプリケーションの構築に特化して、デバイス側のアプリケーションと連携するバックエンドサーバ機能を提供するBaaS(Backend as a Service)が台頭しており、Windows Azureモバイルサービスという名称でWindows Azure のプラットフォームでBaaS機能が提供されています。
Windows Azureモバイルサービスの場合、データストアやプッシュ通信、ユーザ認証/管理といった、バックエンド側で必要となる機能があらかじめ用意されており、モバイル向けサービスの構築にかかる開発コストを(もちろん時間も含めて)削減できます。
Windows Azureモバイルサービスでは、Windows Azure SQLデータベース(Windows Azureで提供しているSQL Server互換のRDB)をデータベースとして利用し、データベースとの接続やテーブル作成、スクリプトなどのデータストアの基礎部分は構築済みの状態で提供されます。
また、デバイス側にインストールするアプリケーションのテンプレートも合わせて用意されており、Windows ストアアプリ / Windows Phoneはもちろん、iOS / Andorid、HTML/JavaScriptのマルチデバイス向けWebページが利用できます。これらはVisual StudioやXCode、Xamarinのプロジェクトファイルとして構成されており、ダウンロードしてすぐに実装を始めることができます。
モバイルデバイスへのプッシュ通信はWindows Push Notification Service(WNS) / Apple Push Notification Service(APNS)/ Google Cloud Messaging Service(GCM)に対応しており、数行コードを追加することで簡単に組み込みが可能です。ユーザ認証はWindows アカウント、Google ID、Facebook アカウント、Twitter アカウントに対応しています。