FreeBSD Daily Topics

2008年7月17日SoC 2008中間評価20名通過、SpreadFreeBSD、DragonFly 5歳、MIPS開発、LastFMrec登場、Seed7登場他

heads-up

FreeBSD SoC 2008

Google SoC 2008に提案されているプロジェクトの中間評価が実施されプロジェクトへ報告されました。結果、1人の学生が選考から落ちてしまったものの、残りの20人の学生は評価に合格しました。今年もSoCでアグレッシブな取り組みが行われそうです。

SpreadFreeBSD needs a community leaders

FreeBSDの普及促進を目的としたサイトSpreadBSD.orgが立ち上がってから数ヶ月が経過しました。現在では訪問者も増えたことから、コミュニティリーダが求められていると発表されました。

他にもフォーラムの管理者や他のBSD系OSを使っているユーザとよりアグレッシブなやりとりができるようにコンテンツを提供する人材が必要だとされています。興味があるユーザはGerard van Essen氏やMatt Olander氏に連絡をみてください。

DragonFly BSD 5-year-old birthday

Matthew Dillon氏がDragonFly BSDをアナウンスしたのが2003年7月16日(太平洋夏時間)です。今年で5年目を迎えました。おめでとう、DragonFly :)

src

MIPS reorganization and others

current - FreeBSD 8-CURRENTでMIPSアーキテクチャ開発が進められています。FreeBSD 3系のころからMIPSアーキテクチャへの取り組みはありましたが、現在の開発が最も積極的で現実的なものとなっています。

現在おもに作業を担当しているWarner Losh氏がMinor mips reorg and plans for the futureにおいて、今後の作業と現在の作業について簡単にまとめています。

ここ最近はMIPSツリーの変更が実施されました。MIPSは異なるボードで多くの種類があるため、どういった構造でソースツリーを整理するかが常に頭の痛い問題です。これについては試行錯誤を繰り返し整理されていくことになりそうです。今後さらに多くのボードにより簡単に対応できるようにUBoot起動機能の改善とダイナミック化および汎用化が進められます。hintsも改善し新ボード対応を進める予定とされています。

MIPSへの対応がさらに進められた場合、Plat'Home OpenMicroServerのように国内で販売されているアプライアンスへのFreeBSDのインストールが容易になります。MIPS開発は今後も注視されるポイントとなります。

ports

audio/lastfmrec

last.fmラジオストリームを演奏するアプリケーションLastFMrecのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。音楽を聴いている間に曲名とアーティスト名、タイトルをベースとした名前のmp3ファイルを作成します。

sysutils/zfs-snapshot-mgmt

自動的にZFSスナップショットを作成したり削除したりするスクリプトのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。

lang/seed7

拡張性を備えた汎用目的のハイレベルプログラミング言語Seed7のportが新しくPorts Collectionへ追加されました。Seed7のソースコードはPascalやPython、Delphiのようでもあり、コンパイル後のコードはCのソースコードへ変換され、最終的にネイティブコードに変換される仕組みになっています。プロダクト開発よりも学生の学習向け言語として扱いやすい言語のようにも見えます。

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