FreeBSD Daily Topics

2008年12月12日FreeBSD 7.1 RC1登場 - 12月31日か1月1日のリリースへ、CPUコア温度を取得する方法、Emacs開発版23.0.60 20081207スナップショットへ更新他

heads-up

FreeBSD 7.1-RC1

stable - FreeBSD 7.1-RELEASEへ向けた最初の準備リリースFreeBSD 7.1 RC1が公開されました。少なくともRC2までリリースされてから最終リリースが実施されることになります。このまま問題が発生しなければ12月31日か1月1日あたりので正式版がリリースされることになります。スケジュールどおりに作業が進むかどうかは不透明ですが、もう内部の変更はほとんど行われず、このままいけば日程どおりにリリースされるのではないかと見られます。

FreeBSD 7.1では従来はem(4)で提供されていたNICが、特定のものについてはigb(4)でのサポートに変更となります。通常STABLEブランチのリリースではこの手の非互換を招く変更は行わないのですが、ベンダがサポートを変更したため追従する形で変更が実施されています。FreeBSD 7.1にアップグレードしてネットワークに接続できない場合、NICの名前が変更されていないかチェックしてみてください。

determine CPU temperature

forum - The FreeBSD Forums, determine CPU temperatureにおいてCPUコアの温度と取得する方法と、取得される値に関する話題があがっています。CPUコアの温度を取得する方法はいくつかあります。フォーラムに上がっているものでは次のものがあります。

  • smb(4) - 古いPC向けのインターフェース。FreeBSD 3.0で登場
  • ipmi(4) - IPMIインターフェース。使うにはsysutils/ipmitoolも必要。FreeBSD 6.3で登場
  • coretemp(4) - Intel Coreダイ上デジタル温度センサインターフェース。FreeBSD 7.0で登場
  • k8temp(1) - Athlon 64/Opteronsダイ上温度センサユーティリティ。使うにはsysutils/k8tempをインストール
CPUコア温度を取得する方法 - coretempカーネルモジュールを使用 Intel Core2 CPU E6600の場合
# kldload coretemp
# sysctl -a | grep temper
dev.cpu.0.temperature: 65
dev.cpu.1.temperature: 62
# 

IPMIに対応している場合はipmi(4)とsysutils/ipmitoolを使い、それ以外はIntelならcoretemp(4)を、Anthon64/Opteronならsysutils/k8tempを使うということになりそうです。sysutils/bsdhwmonなどを使えばSMBIOSテーブルをサポートしたマザーボードであればsmb(4)を経由して情報をモニタリングできます。実際にはこれらを組み合わせてモニタリングを実施することになりそうです。

ports

editors/emacs-devel

開発版Emacsのportが23.0.60 20081207スナップショットへアップグレードされました。アンチエリアジングフォントの活用などの機能を使うにはこれら最新版が必要になります。開発版EmacsをデフォルトのEamcsとして使う場合は/etc/make.confに「EMACS_PORT_NAME=emacs-devel」の設定を追加しておきます。

links

YouTube - bsdconferences's Channel

YouTube - bsdconferences's Channelに新しく次の1つのビデオが追加されました。

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