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2008年12月15日NVIDIA Driver 180.16(BETA)for FreeBSD登場 - 最新のGPU対応

heads-up

NVIDIA Driver 180.16(BETA)for FreeBSD i386 released

applications - FreeBSD i386向けNVIDIAドライバの最新β版180.16(BETA)が公開されました。今回のアップグレードで次のGPUがサポート対象に追加されています。

該当するグラフィックアクセラレータを使っている場合には、この最新版を試してみてください。導入方法はNVIDIA Accelerated FreeBSD Graphics Driver README and Installation Guideにまとまっています。

  • Quadro FX 2700M
  • GeForce 9400M G
  • GeForce 9800 GT
  • GeForce 9800 GT
  • GeForce 8200M G
  • GeForce Go 7700
  • GeForce 9800M GTX
  • GeForce 9800M GT
  • GeForce 9800M GS
  • GeForce 9500 GT
  • GeForce 9700M GT
  • GeForce 9650M GT
  • GeForce 9500 GT

180.16(BETA)では次の変更が実施されています。

  • nvidia-settingsのSDI同期制御に関するバグを修正
  • SDIアプリケーションをクラッシュさせていた問題を修正
  • xorg.confファイルにDeviceセクションとScreenセクションが存在するもののServerLayoutセクションがないという状態で発生していたnvidia-settingsクラッシュバグの修正
  • Linuxバイナリ互換機能経由でLinux OpenGLライブラリを使用する場合の問題を修正
  • VDPAUをアップデート

なお、VDPAUの更新でVdpDecoderCreate APIが非互換変更となったためAPIを使うすべてのアプリケーションを再構築する必要があります。

注意:

NVIDIA DriverはFreeBSD X.Orgにおける描画性能を一気に引き上げるため人気のあるドライバですが、i386を対象としておりFreeBSD amd64では動かないという状況にあります。最近ではより大量のメモリや最新のハードウェア性能を使うためにFreeBSD i386ではなくFreeBSD amd64を選択するケースが増えており、NVIDIA Driverがamd64で動かないことは懸念点になっています。

AMD64で動作させるにはNVIDIA側で64ビットへの対応を実施するか、FreeBSDカーネル側でなんらかの対応をとってドライバがamd64でも動作するようにする必要があります。FreeBSD amd64でNVIDIA Driverを使いたいという場合、NVIDIAに要望を出しておいた方がいいかもしれません。

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