FreeBSD Daily Topics

2009年3月30日4/2のjus勉強会でPorts Collection発表、FreeBSDにRAID5登場 - 最新版Gvinumマージ、DELL BMC/IPMI機能をLinuxツールから操作可能に

events

Advanced FreeBSD Ports Collection Usage

event - 2009年4月2日(木)18:30~20:30、東京体育館 第二会議室 日本UNIXユーザ会 jusの勉強会においてAdvanced FreeBSD Ports Collection UsageとしてPorts Collectionの基本や活用方法に的を絞った発表を行います。まだ参加枠に空きがあるようですので、興味がある方はご参加を検討してみてはいかがでしょう :)

heads-up

Gvinum now on current

current - Ulf Lilleenge氏は2009年3月29日、HEADブランチにGEOM Vinum(Gvinum)の最新の成果物をマージしました。Gvinumの改善はSummer of Code 2007で作業がはじまり、その後試験と修正を繰り替えしてきたと説明されています。今回、HEADブランチにマージするに十分成熟したと判断し、コミットされたようです。

この最新のGvinumは、以前のGvinumで問題とされていた部分を改善している他、サポートしていなかった動作をサポートしています。それ以外にもRAID5と成長ストライプをサポートした点が注目されます。

これまでRAID5の機能はFreeBSDのソースツリーにはマージされなかったため、これが初のメインストリームにおけるRAID5のサポートということになります。以前Gvinumを試してみて採用を断念したことがある場合、この最新のGvinumを検証対象に追加してみるとよさそうです。

src

Phenom (Family 10h) support of cpufreq(4)

current - Michael Reifenberger氏が2009年3月28日、Phenom(Family 10h)ファミリーのサポートをcpufreq(4)に追加しました。これまでPhenom (Family 10h)ファミリーを使っていてcpufreq(4)が動作せずに困っていた場合、この最新のコミットを試してみてください。

BMC/IPMI of DELL

current - 2009年3月27日、Doug Ambrisko氏によって新しいDELL PCに搭載されるBMC/IPMIフラッシュ機能をLinuxツールで使えるようにするためのコードが追加されました。このコミットでipmi(4)に対してLinux shimが追加された他、バグの修正はFATまわりの処理が改善されています。

記載されているコメントを読む限りでは、対象がmsdosfsである場合には「/compat/linux/bin/mount /dev/da0 /mnt」といった処理が動作するようになるという説明もあります。

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