heads-up
- Giant Lock in Network Stack All Gone
Robert Watson氏は2009年4月19日、
氏が2009年4月18日に実施したコミットRevision 191253をもって、 FreeBSDネットワークスタックからGiant Lockがすべて排除されたことを発表しました。 ネットワークスタックに残っているGiant Lockの排除計画を発表してから4年の歳月を経て、
今回の発表が実現されましたことになります。IPv6に関する対応がいくぶん残っていますが、 FreeBSD 8. 0-RELEASEまでに対処される見通しです。 FreeBSDネットワークスタックにおけるGiant Lockの排除、
USB4BSD (USB2) をデフォルトスタックへ採用、 TTYまわりのコードを再実装しGiant Lockを排除など、 SMPngプロジェクト終了後に取り組まれた種々の取り組みによってGiant Lockが残っているサブシステムの大部分が改良されました。Giant Lock完全削除へ向けた取り組みはFreeBSD 8系の大きな特徴になりそうです。 - FreeBSD 7.
2-RC1 stable - FreeBSD 7.
2-RC1が公開されました。それぞれのアーキテクチャ版ISOイメージは次のURLから取得できます。 当初のスケジュールから2日遅れでのRC1公開となりましたが、
以後のスケジュールはプランどおりに実施される見通しです。 - picoBSD suiting to 7.
2 Luigi Rizzo氏がFreeBSD 7.
2に向けてpicoBSDのビルドシステムを調整すると発表しました。picoBSDスクリプトはbuildworldツリーやホストシステムから共有バイナリや外部バイナリの構築を実施するためのシステムで、 ホスト環境から組み込み向けのFreeBSDをまとめ上げる昨日をはたします。
links
- BSD Cell
FreeBSD JailおよびVPSをベースとした新しいホスティングサービスBSD Cellが登場しました。用意されているホスティングプランは次の2つです。
jail 01 ディスク容量 20Gバイト IPv4アドレス 2つ 転送量 250Gバイト プロセッサ 共有 主記憶メモリ 共有 権限 root 月額 20ドル jail 02 ディスク容量 40Gバイト IPv4アドレス 3つ 転送量 500Gバイト プロセッサ 共有 主記憶メモリ 共有 権限 root 月額 30ドル FreeBSDをベースとしたホスティングサービスには、
他にもXenとJailをベースとしたRootBSDや、 VPSをベースとしたBSD Virtual Machinesなどがあります。RootBSDやBSD VMと比べるとBSD Cellは複数のIPアドレスを取得できるところが魅力に見えます。固定IPを確保する目的で、 ひとつこうしたサービスを契約しておくというのはネットワークを活用するうえでは手頃で便利な方法ではあります。