FreeBSD Daily Topics

2009年8月6日FreeBSDファウンデーション寄付呼びかけ、Bordeaux FreeBSD最新版出荷、DragonFlyにデバイスファイルシステム、BINDにDoS脆弱性、Firefox脆弱対応版

heads-up

FreeBSD Foundation Donations

The FreeBSD Foundationのプレジデントであり創設者の一人であるJustin T. Gibbs氏が、FreeBSD Foundationに対する寄付を呼びかけています。FreeBSDをプロモートしていく組織としてFreeBSD Foundationが活動していますが、その活動には資金が必要です。FreeBSD Foundationへの寄付はFreeBSD Foundation Donationsから実施できます。

ports

Firefox

Firefoxのportがそれぞれセキュリティ脆弱性に対応したバージョンwww/firefox35(Firefox 3.5.2)およびwww/firefox3、www/linux-firefox(3.0.13)対応へアップグレードされました。

links

Bordeaux for FreeBSD

Bordeaux 1.8.2 for FreeBSD ReleasedにおいてFreeBSD向けのBordeaux最新版となるBordeaux 1.8.2が出荷されたことが伝えられています。BordeauxはWindowsアプリケーションを動作させるためのユーティリティで、1.8.2では次のアプリケーションが動作すると説明されています。

  • Microsoft Office 2007
  • Microsoft Office 2003
  • Microsoft Office 2000
  • Microsoft Office 97
  • Microsoft Office Visio 2003
  • Microsoft Office Project 2003
  • Adobe Photoshop 6
  • Adobe Image Ready 3
  • Adobe Photoshop 7
  • Adobe Image Ready 7
  • Adobe Photoshop CS
  • Adobe Photoshop CS2
  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Steam and Steam based Games
  • Apple QuickTime 6.5.2 Player
  • IrfaView 4.25 (イメージファイルのみ)
  • Winetricks

1.8.2で新しくサポートが追加されたのはApple QuickTime 6.5.2 PlayerおよびIrfaView 4.25とされています。また1.8.2からはcabextract、wget、unzipが同梱されるようになったと説明されています。購入のための支払い方法はPayPalが推奨されており、どの支払いの場合でも半年のメールサポートサービスがついてくるとあります。

DevFS on DragonFly BSD

HEADS UP - DEVFS ON MASTERにおいて、Google Summer of Codeの一環として進められている作業の成果として、DragonFly BSDにデバイスファイルシステムが統合された旨が伝えられています。

デバイスファイルシステムを有効にするにはbuildworld, buildkernel, installkernel, installworldのすべての更新が必要とされています。基本的な終わっているものの、より詳しいテストはこれからであり、ユーザは問題を発見した場合には報告してほしいとあります。

security-advisory

FreeBSD-SA-09:12.bind

BIND named(8)にリモートDoSの脆弱性があったとセキュリティアドバイザリが報告されています。サポートされているすべてのバージョンのFreeBSDが影響を受けます。この脆弱性を利用されると、細工されたメッセージをDNSリクエストとして送信するだけで、named(8)を終了させることが可能になります。一時的にこの問題を回避する方法はありませんが、ファイアウォールでnsupdate DNSパケットを遮断することで、一時的な対策となることが説明されています。

この脆弱性に対処するには、システムを最新のセキュリティブランチに更新するか、BINDにパッチを当てて再構築し、named(8)を再起動する必要があります。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧