heads-up
- GCD on FreeBSD
current - Appleは同社最新のOS、
Mac OS X Snow LeopardでGrand Central Dispatch (GCD) と呼ばれるマルチコア活用技術を導入しました。C/ C++コーディングのブロックを待ち行列に追加し、 待ち行列ごとに並列処理の対象にできるというもので、 スレッドを生成するよりも簡単な記述の拡張でマルチコアの性能を発揮しやすくなると期待されています。サーバサードアプリケーションでどれだけの性能が期待できるかは未知数ですが、 FreeBSD開発者の間でも検討へ向けた取り組みが進められています。 FreeBSD-current mlに[libdispatch-dev] GCD libdispatch w/
Blocks support working on FreeBSD のタイトルで関連するメールが投稿されました。GCDを実現するlibdispatchライブラリが最終的にFreeBSDベースソースに取り込まれるのか、これを活用するようにベースのソースコードの書き換えが進むのかどうかは、 今後の取り組みで変わっていくと見られます。 - Acrobat Reader fails on current
currentFreeBSD-current mlにおいて、
2009年10月3日付けの9-CURRENTにアップデートしてからAcrobat Readerが起動しなくなったという報告が実施されています。この問題を回避するには、 r197713のコミットで変更されたばかりのsysctl値、 「security. bsd. map_ at_ zero」 を 「1」 に設定したら起動するようになったという説明があります。またはpie. 3.patch のパッチを適用することで動作するようになったという報告もあります。
src
- /etc/
services current/etc/
servicesにOpenVPNのエントリが追加されました。1194/ tcpおよび1194/ udpに対応付けてopenvpnが追加されています。 - security.
bsd. map_ at_ zero from security. bsd. mmap_ zero currentr197713のコミットで、
sysctrl名 「security. bsd. mmap_ zero」 が 「security. bsd. map_ at_ zero」 へと変更されました。 「security. bsd. mmap_ zero」 の値を変更している場合には、 r197713以降へアップグレードする場合には注意する必要があります。
links
- Report from EuroBSDCon 2009
Google Open Source Blog: Report from EuroBSDCon 2009においてEuroBSDCon 2009のようすが報告されています。業界におけるFreeBSDの採用事例、
Superpagesなどの新機能の紹介、 FreeBSDベースプロダクトの紹介、 2009年Summer of Codeの報告などが掲載されています。これら発表の資料と論文、 音声データはEuroBSDCon 2009: Talksからダウンロードできます。 - FreeBSD: Like Linux
FreeBSD: Like Linuxにおいて、
OSを自動車にたとえた写真が掲載されています。