heads-up
- FreeBSD Quarterly Status Report 2009Q2-Q3
report - 2009年4月から9月までの6ヶ月間に実施されたプロジェクト報告が FreeBSD Quarterly Status Reportとして発表されました。次に興味深いトピックを紹介します。
- FreeBSD Ports Management Team
Ports Collectionに登録されているportの数は20,700を越えたと報告されています。現在パッケージのビルド対象になっているアーキテクチャとバージョンは次のとおりです。
- amd64-6
- amd64-7
- amd64-8
- i386-6
- i386-7
- i386-8
- sparc64-7
- sparc64-8
i386-9向けのパッケージビルドは試験的に開始されていますが、
Ports Management TeamからはKirill Ponomarew
現在進められている作業として次の項目が取り上げられています。
- コミッタがテスト用に活用できるPorts Tinderboxesのセットアップ中。マシンを提供したり貸したりできる場合にはIon-Mihai
(itetcu@) 氏に連絡を入れてほしいと説明があります。 - 現在残っているPorts PRのほとんどは"existing port/
PR assigned to committer"のものであるため、 portがあるべき姿にあるべく今後も作業をさらなる作業を続けていく必要があります。 - 多くのportにメンテナがついているものの、
4,700ほどのportがメンテナを持たない状態になっている。これらメンテナを持っていないportのメンテナを探していく必要があるとともに、 i386版に遅れをとっているamd64版とsparc64版んパッケージのテスターがもっと必要だと説明されています。
通信チップなどによくみられるTDM
実際に開発が進められているのはMarvell RD-88F6281リファレンスボードに対応するもので、
TDMを使うことでアナログ電話とデジタルIP電話をともに活用するようなFreeBSDベースのVoIPシステムの構築ができるようになると説明があります。Asteriskのようなサードパーティ製VoIPソフトウェアと組み合わせることでVoIP PBXとして機能するとも説明されています。
- National Semiconductor DP83065 Saturn Gigabit NICおよびSun Cassini/
Cassini+に対応したcas(4)イーサネットドライバが追加されました。FreeBSD 8. 0-RELEASEと7. 3-RELEASEに取り込まれると見られます。このため同チップを搭載したNICやFire V440のオンボードNICが認識されるようになります。またこれはFreeBSD/ sparc64に限らず、 このチップベースのNICを使った他のアーキテクチャにも適用されます。ただし、 実機で試すことができないためB100ブレードおよびFire V480におけるcas(4)イーサネットドライバの問題は解決されていないと説明されています。 - Fire V215やV245のようにFire Host-PCI-Expressブリッジ上に高徳されたsun4uマシンの初期サポートが追加されました。まだまだ改善や開発が必要で、
それら成果物はFreeBSD 8. 0-RELEASE後に9-CURRENTにマージしていくと説明されています。 - snd_
t4dwave(4) Trident 4DWaveブリッジデバイスに存在していたバグが修正されました。これら修正はFreeBSD 8. 0-RELEASEと7. 3-RELEASEに取り込まれるとみられます。 - FreeBSD/
sparc64におけるAta-marvell(4)のバグが修正されました。これら修正はFreeBSD 8. 0-RELEASEと7. 3-RELEASEに取り込まれると見られます。