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2009年12月24日ファイアウォールソリューション最新版m0n0wall 1.3』登場、3年間の開発でプロダクションレベル

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m0n0wall 1.3 released

release - FreeBSDベースで開発されたファイアウォールソリューションm0n0wallの最新版となる『m0n0wall 1.3』が公開されました。m0n0wallは商用クラスのファイアウォールに要求される機能を提供するソリューションで、起動時にすべての設定が完了し、そのあとはWebインターフェースを通じてファイアウォール、NAT、帯域制御、DNS、DHCP、SNMP、プロクシ、VLAN、VPNなどの各種設定をおこなうことができます。

インストールは簡単です。そのまま利用できるPC向けディスクイメージ、組み込み向けディスクイメージ、CDROM LiveCD、VMwareイメージの4種類が提供されていますので、利用するスタイルに合わせてダウンロードしてきて利用します。設定はすべてひとつのXMLファイルに保存されるようになっており、システムと設定が透過的に分離しています。

図1 m0n0wall 1.3実行例 - 起動が完了したこの時点で基本的な設定は終わっている
図1 m0n0wall 1.3実行例 - 起動が完了したこの時点で基本的な設定は終わっている
図2 m0n0wall 1.3実行例 - 最初に表示されるWebインターフェース
図2 m0n0wall 1.3実行例 - 最初に表示されるWebインターフェース
図3 m0n0wall 1.3実行例 - 何もルールを追加していない状態のファイアウォール設定
図3 m0n0wall 1.3実行例 - 何もルールを追加していない状態のファイアウォール設定
図4 m0n0wall 1.3実行例 - トラフィックグラフ
図4 m0n0wall 1.3実行例 - トラフィックグラフ
図5 m0n0wall 1.3実行例 - VPNの設定画面
図5 m0n0wall 1.3実行例 - VPNの設定画面

m0n0wall 1.3は3年間開発されたあとにプロダクションレベルに達したと判断され、今回のリリースとなりました。1.23から比較した注目点は次のとおりです。

  • FreeBSD 6.4ベース
  • net45xx、net48xxおよびラップイメージは単一の組み込み向けイメージに統合
  • ブリッジ実装をif_bridgeへ切り替え。ブリッジメンバーのインターフェースは常にフィルタの対象になるように変更
  • IPv6サポート
  • IPsecトラフィックに対するファイアウォール機能の追加
  • IPsec NAT-T、DTD、ダイナミックトンネリングに対応
  • 各種バグ修正と改善

m0n0wallを利用するには2つのNICが必要です。PCをベースに簡単に使えるファイアウォールソリューションが欲しい場合など便利に活用できます。m0n0wallはほかのネットワークソリューションのベースプロダクトとしても活用されており、有名なところではAskoziaPBXやpfSenseのベースソリューションとして採用されています。

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