FreeBSD Daily Topics

2009年12月28日SkypeでWebカメラを使う(9-CURRENT+pwcbsd*Skype)、ZFSに複数のOSを保持する方法他

heads-up

Video for Linux

current - Linuxバイナリ互換機能でVideo for Linuxの機能を利用できるようにするためのヘッダファイルが9-CURRENTのソースコードにマージされました。これまではFreeBSDのネイティブアプリケーションのみがpwc(4)(multimedia/pwcbsd)を経由してUSBベースのWebカメラをVideo for Linuxに対応したアプリケーションで利用できていましたが、これでLinuxアプリケーションでもVideo for Linux機能が利用できるようになります。

multimedia/pwcbsdをインストールしてpwc(4)に対応したカーネルモジュールを読み込ませると、対応しているデバイスに応じて/dev/video0といったデバイスが生えてきます。これがVideo for Linux経由のためのデバイスファイルとなります。pwc(4)は各種デバイスに対してVideo for Linuxインターフェースを提供するためのカーネルモジュールで、今のところFreeBSDでVideo for Linux機能を利用するための代表的な方法となります。

ただし、multimedia/pwcbsd自体が対応しているデバイスの種類はそれほど多くないため、最近のWebカメラは認識してくれないことがあります。SkypeやCheeseなどでビデオ機能を使いたい場合、multimedia/pwcbsdで対応しているWebカメラを用意する必要があります。

src

bwn(4) driver

current - Weongyo Jeong氏が新しいBroadcomワイヤレスドライバとなるbwn(4)デバイスドライバを試してみて欲しいとテストを呼びかけています。同氏が試験したNICは次のとおりです。

  • Broadcom BCM4306 802.11b/g Wireless
  • Broadcom BCM4318 802.11b/g Wireless

試す方法は次のとおりです。

# cd /usr/src/sys
# fetch http://people.freebsd.org/~weongyo/bwn_20091222.tar.gz
# tar xzf bwn_20091222.tar.gz
# cd modules/ssb
# make && make install
# cd ../..
# cd modules/bwn
# make && make install
# cd somewhere
# fetch http://people.freebsd.org/~weongyo/bwn_ports_20091222.tar.gz
# tar xzf bwn_ports_20091222.tar.gz
# cd sysutils/b43-fwcutter
# make install clean
# cd ../..
# cd net/bwn-firmware-kmod
# make install clean
#
# kldload ssb
# kldload bwn_v4_ucode
# kldload if_bwn

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