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2010年6月24日ZFS v15テストの呼びかけ

heads-up

CFT: ZFS v15 patch

current - ZFS v15パッチのテストが呼びかけられています。ZFS v15パッチにはユーザクォータ機能およびグループクォータ機能が含まれています。パッチは次のURLに掲載されています。

また、ZFS v15パッチがすでに適用されたバージョンの次の2つのISOイメージファイルも提供されています。ログイン可能なユーザはroot、パスワードはmfsrootになっています。

プロンプト 8.1rc1-zfsv15.isoの実行例 - ZFS v15を確認できる
mfsbsd# uname -a
FreeBSD mfsbsd 8.1-RC1 FreeBSD 8.1-RC1 #8 r209391M: Tue Jun 22 20:06:37 CEST 2010     root@neo.vx.sk:/usr/obj/usr/src/sys/GENERIC  amd64
mfsbsd# zpool create tank /dev/da0
mfsbsd# zpool get version tank
NAME  PROPERTY  VALUE    SOURCE
tank  version   15       default
mfsbsd# zfs create tank/usr
mfsbsd# zfs get version tank
NAME  PROPERTY  VALUE    SOURCE
tank  version   4        -
mfsbsd# zfs get version tank/usr
NAME      PROPERTY  VALUE     SOURCE
tank/usr  version   4         -
mfsbsd# 

新しく4つのioctlが追加されていますが、49番から52番までの新しいioctlとして追加されているため、古いカーネルモジュールであっても新しいライブラリおよびユーティリティとともに動作可能になっていると説明があります。

ZFS v15パッチはすでに安定して動作しているとのことです。後方互換性があることから、9-CURRENTにマージしたあとには8-STABLEへマージしたいと説明があります。リリースのタイミングを考えると、8.2-RELEASEにZFS v15が登場するということになりそうです。ZFS v15はZFS v26のマージへ向けた重要なステップになると見られます。

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