2010Q3 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。
heads-up
- FreeBSD/
mips on Octeon Octeonプロセッサ向けの開発成果物がすべて9-CURRENTへマージされつつあることが報告されています。関連するツールやコードも更新されていると説明があります。2コアシステムにおいてSMPが安定して動作していること、
16コアまでの試験などを実施したことなども報告されています。 今後の開発課題として次の項目があげられています。
- いくつかのPCIデバイスが動作していないので、
これを修正する - ホストモードでのUSBサポートが完璧には動作していないので、
こ部分を開発して試験する - DMAに対応したATAベースのCompat Flashドライバへの対応開発開始
- GPIOドライバをSimple Executiveを使うように書き換え
- Linuxから派生したocte Ethernetドライバはさらなる性能改善が可能なのでこれに取り組む
OcteonはマルチコアのMIPSプロセッサで、
数多くのコアを内蔵できるという特徴があります。主にネットワークアプライアンスで使われるプロセッサです。メニーコアでの利用が可能になると、 FreeBSDを組み込んだ高性能ネットワークアプライアンスを開発しやすくなると期待されています。 - いくつかのPCIデバイスが動作していないので、