2010Q3 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。
- Updating Base Tools to Accommodate Ports Requirements
ベースシステムのツールをPorts Collectionとの親和性が高くなるように変更していく取り組みが報告されています。このプロジェクトはPorts Collectionからのインストール時に要求されるベースシステム側の変更が従来よりも容易になるようにしていくというものです。理想的にはPorts Collectionからアプリケーションをインストールすることで/etc/以下のファイルの変更するといったことが必要ないようにすることだと説明されています。
取り組みの一環として、
すでにGPLバージョンのマニュアルツールセットをBSDライセンスバージョンへ書き換える取り組みが実施されています。これまでCで開発された複数のプログラムが使われていましたが、 現在では単一のシェルスクリプトが使われています。/usr/ local/ etc/ man. d/ portname. confにMANPATHの設定を追加することで、 マニュアルを個別にインストールできるようになりました。 次の取り組みとしてはnewsyslog向けの実装を進めることが挙げられています。newsyslogによるログローテーションを必要とするアプリケーションをPorts Collectionからインストールした場合に、
newsyslogの機能の恩恵にあずかれるようにするためです。