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2011年5月11日DragonFly BSD 2.10登場

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DragonFly BSD 2.10 released

2011年4月26日、DragonFlyの最新版となる「DragonFly BSD 2.10」が公開されました。DragonFlyはFreeBSD 4系から派生し、現在のFreeBSDとは異なるアプローチでマルチプロセッサに対応するOSです。Hammerファイルシステムと呼ばれるZFSに似た機能を提供するファイルシステムも大きな特徴となっています。DragonFly BSD 2.10における主な特徴は次のとおりです。

  • 従来よりもより多くのハードウェアおよびマルチプロセッサシステムをサポート
  • Hammerボリュームにおける重複排除機能の実現。バッチで処理することもライブオペレーションで処理することも可能。⁠hammer dedup-simulate」コマンドで減らせる実容量を計算可能
  • pfをOpenBSD 4.2ベースのものからOpenBSD 4.4のものへアップグレード
  • GCC 4.4をデフォルトのシステムコンパイラに採用
  • カーネルにおいて単一のCPUのみが動作することを保証するロック「MPLOCK」を仮想マシンを除いて排除

重複排除機能を利用するにはHammerボリュームをバージョン5へアップグレードする必要があります。また、VirtualBoxやVirtual PC、VMwareなどの仮想環境へインストールする場合、仮想ディスクのサイズが50GB未満の場合には、HammerではなくUFSを使ったほうがいいと説明があります。

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