2011Q1 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。
- FreeBSD/
arm on Marvell Raid-on-Chip and FreeBSD/ powerpc on Freescale QorIQ current - RAIDオンチップコントローラであるMarvell 88RC8180と、
その次世代バージョンとなる88RC9580のサポート状況が報告されています。FreeBSD/ armにおける88RC8180と88RC9580のサポート状況は次のとおりです。 - U-Bootブートローダ経由での起動
- L1キャッシュおよびL2キャッシュ
- シリアルコンソールサポート
(UART) - 割り込みコントローラ
- 組込みタイマ
- PCI Express
(Root ComplexとEndpointに対応) - ドアベルおよびメッセージ
- Ethernetコントローラ
PowerアーキテクチャベースのコミュニケーションマイクロプロセッサであるFreescale QorIQのサポート状況も報告されています。FreeBSD/
powerpcにおけるFreescale QorIQのサポート状況は次のとおりです。 - QorIQ P2020サポート
- U-Bootブートローダ経由での起動
- L1キャッシュおよびL2キャッシュ
- シリアルコンソールサポート
(UART) - 割り込みコントローラ
- Ethernetコントローラ
(TSECおよびSGMIIモード) - I2C
- EHCIコントローラ
- セキュリティエンジン
(SEC) 3. 1 - PCI Express
(ホストモード) - Enhanced SDHC
- デュアルコアサポート
FreeBSDは組込みデバイスにおけるOSとしての採用シーンを広げています。