FreeBSD 9-CURRENTにはNFSv4のコードがマージされています。FreeBSD 9.
src
- How to setup the NFSv4 server - /etc/
sysctl. conf current - NFSv4サーバの挙動はsysctl値で制御するものがあります。ここでは次の2つの値を紹介しておきます。
「vfs. nfsd. server_ min_ nfsvers」 は利用するNFSのバージョンの最低値を指定するものです。この値を4にすると、 NFSサーバはNFSv4のみで動作するようになります。NFSv3によるアクセスも許可する場合には3を、 NFSv2によるアクセスを許可する場合には2を指定します。NFSv4のみでシステムを稼働させるのであれば、 ここの値は4にしておいた方が問題の切り分けが実施しやすくなります。 「vfs. nfsd. issue_ delegations」 には0かまたはそれ以外の数値を指定します。0以外の数値を指定した場合、 NFSv4のファイルデリゲーションの機能が有効になります。NFSv3やNFSv2に対しては機能しません。またNFSv4を使っている場合でも現在の実装はクライアント側の実装が伴っていないので性能の向上は確認できないとのことですが、 将来的にはこの機能が有効なものとして利用できるようになると見られます。 sysctlコマンドを発行するだけでは再起動でデフォルト値に戻ってしまいますので、
設定は/etc/ sysctl. confに書きこんで、 システムを再起動しても有効になるようにしておきます。