virtualization
- Hyper-V FreeBSD drivers
Microsoft、
NetApp、 CitrixからHyper-Vでの動作をサポートするFreeBSD向けドライバの公開が開始されました。このドライバを使うことでVMBusなどの機能が利用できるようになり、 ネットワーク通信の性能とストレージアクセスの性能が向上するほか、 シャットダウンの連動や時刻の同期などの機能が実現します。 現在のところ、
次のバージョンがサポート対象とされています。 - Windows Server 2008R2 Hyper-V
- FreeBSD 8.
2
今後はFreeBSD 9.
0およびWindows Server 2012もサポートしていくと言及されています。いずれはFreeBSDソースツリーにマージされ、 デフォルトの状態でHyper-Vに対応するようになると見られます。 ドライバのソースコードの取得、
ドライバのビルドおよびインストール方法、 仮想環境のセットアップ方法などはFreebsdonhyper-v. github. に情報がまとまっています。手順通りに作業すればドライバの有効になったFreeBSDをHyper-V上で動作させることができます。com Hyper-VのサポートOSとしてFreeBSDを追加することはMicrosoftにとって有益です。FreeBSDのサポートはこれまで要望が多かったもののひとつだと、
BSDCan2012などで説明がありました。NetAppは自社のアプライアンスでFreeBSDを採用するなど、 高いFreeBSD技術を持ち合わせています。Hyper-VのサポートOSとしてFreeBSDを追加することはNetAppとしても意味があります。 FreeBSDをHyper-VのサポートOSに加えるという発表は、
2012年5月11日にBSDCan 2012で発表がありました。もともと2011年11月にカリフォルニアで実施されたFreeBSDベンダサミットでMicrosoftからサポートする旨が伝えられていました。ほぼスケジュール通りに開発が進んでいることになります。