release
- FreeBSD 9.
1-RELEASE Available 最新の安定版リリースとなるFreeBSD 9.
1-RELEASEが公開されました。2013年1月1日の段階でamd64版、 i386版、 powerpc64版、 sparc64版のインストールイメージが提供されています。9. 1-RELEASEはエクステンドサポートの対象となるため、 2014年12月31日までセキュリティサポートが提供されます。 今回のリリースはパッケージビルドシステムに対する不正侵入が明らかになった件に対応するため、
当初の予定よりもだいぶ遅れてのリリースとなりした。リリースの延期にあわせて9. 0-RELEASEのセキュリティサポート期間も延長が発表されました。9. 0-RELEASEは2013年3月31日までセキュリティサポートが提供されます。9. 0-RELEASEの利用者へは9. 1-RELEASEへのアップグレードが推奨されます。 提供される成果物はパッケージを含んだISOイメージ
(dvd)、 パッケージを含まないISOイメージ (disc)、 システムの起動のみをサポートしインストール対象はネットワーク経由でダウンロードするISOイメージ (bootonly)、 discと同等の内容をUSBメモリから起動できるようにしたディスクイメージ (memstick) の4種類となります。 今回のISOイメージ
(dvd) に含められるパッケージはGNOMEとKDE関連に限定されています。プロジェクトでは現在、 パッケージビルドシステムの再構築を進めています。フルパッケージの提供は9. 1-RELEASEのリリースとは別のタイミングで、 後日実施されるものとみられます。 FreeBSD 9.
1-RELEASEにはさまざまな改善が取り込まれています。アナウンスメールでは、 とくに注目される機能として次の機能が取り上げられています。 - GEM/
KMSをサポートした新しいIntel GPUドライバ - マルチコアで性能を発揮しやすくなる高速ユーザスペースパケットI/
Oフレームワークnetmap(4) - ZFSの改善
(illimosプロジェクトからの成果のフィードバック) - CAM Targetレイヤの導入
- LLVM libc++/libcxxrtなど新しいC++スタック
- Jailとdevfs、
nullfs、 ZFSの関係性改善 - Darwinの独自拡張にも多応したPOSIX2008拡張ロケールサポート
- Emulex OneConnect 10Gbit Ethernetカード向けドライバoce(4)
- Solarflare SFC9000コントローラベースのEthernetカード向けドライバsfxge(4)
- Xen準仮想化バックエンドEthernetドライバの改良
- HighPoint RocketRAID 27xx-based SAS 6Gb/
s HBAi向けドライバhpt27xx(4) - GEOMマルチパスクラスの改善
- GEOM RAIDクラスをデフォルトで有効化
- AVX FPUエクステンションのサポート
- IPv6ハードウェアオフロードサポートの改善
先日、
FreeBSD 9. 1をベースにしたプロダクトPC-BSD 9. 1 が公開されました。ほかのプロダクトとしてAmazon EC2向けのFreeBSD 9.1-RELEASEインスタンスもすでに配布が実施されています。 2013年初のニュースはFreeBSD 9.
1-RELEASEのリリースとなりました。本年もFreeBSD Daily Topicsをよろしくお願いいたします。 - GEM/