FreeBSD Daily Topics

2013年3月4日PC-BSD 9.1、はじめてのローリングリリースISO登場

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First Rolling Release ISOs Available

PC-BSDプロジェクトは2013年2月に入ってから、これまで採用してきたFreeBSDのリリースに合わせたディストリビューション体制を、FreeBSD STABLE/CURRENTブランチおよびpkg(8)/freebsd-updates(8)をベースとしたローリングリリースモデルへ変更すると発表しました。

ローリングリリースを採用したディストリビューションはほかにもありますが、PC-BSDがこれまで開発してきた独立性の高いパッケージ管理システムPBIよりも、FreeBSDのベースに取り込まれたpkg(8) (開発コード名: pkgng)をベースに、ローリングリリースモデルへ移行するという発表は注目に値するものでした。

そして発表からひと月が経ち、最初のローリングリリース版PC-BSDが公開されました。FreeBSD 9.1-RELEASEをベースに、ベースシステムとサードパーティアプリケーションのインストールにpkg(8)が使われたバージョンです。

一見するとPC-BSD 9.1と違いはありませんが、

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インストール時にすでにpkg(8)が使われている様子が見れます。

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ログイン後の外見も同じです。

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しかし、すでにpkg(8)が有効になっており、pkg(8)経由でベースシステムとサードパーティ製アプリケーションがインストールされたことが確認できます。

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現段階ですでにパッケージのアップグレードが提供されていて、通常のpkg(8)の手順でサードパーティ製アプリケーションやベースシステムのアップグレードを実施できます。

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PC-BSDプロジェクトは、既存のPC-BSDのパッケージ管理システムからpkg(8)ベースのパッケージ管理システムへ移行するツールを提供するとしており、今後ローリングリリースでのアップデート提供への切り替えに積極的な姿勢を見せています。

以前からローリングリリースモデルを採用したディストリビューションは存在していましたが、最近Ubuntuがローリングリリースへの舵取りを始めたこと、PC-BSDが明確にローリングリリースへの移行作業をはじめたことで、Unix系OSのディストリビューション全体の趨勢が大きく変わる可能性があります。Fedoraは依然として従来の方式でのリリースを採用していますが、今後の議論次第ではローリングリリース化ということも考えられます。

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