FreeBSD Daily Topics

2013年7月22日LLDBデバッガ、ベースシステムへ

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LLDB Debugger Port

LLDBデバッガのFreeBSD対応がアクティブに進められています。LLDBはLLVMプロジェクトのもとで開発が進められているデバッガで、現在のところamd64アーキテクチャ/シングルスレッドにおいて動作が確認されています。最終的にはFreeBSDのベースシステムにマージする方向で開発が進められています。

LLDBのFreeBSD対応はEd Maste氏によって進められています。Ed Maste氏はLLDBのコミッターにもなりましたので、直接LLDBのソースツリーにアクセスして開発を実施しています。この開発はDARPA/AFRL、SRI International、ケンブリッジ大学のスポンサーシップのもとで実施されています。

マルチスレッドへの対応やウォッチポイントへの対応、リモートデバッグ機能の実装、カーネルデバッグ機能の実装、ほかのアーキテクチャ(ARM、MIPS、i386)への対応、クロスデバッグへの対応など、開発すべき多くの項目が残されていますが、最終的にはFreeBSDのベースシステムへマージされる方向です。FreeBSD 10.0-RELEASE以降に取り込まれるのではないかと見られます。

参考:LLDB Debugger Port

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