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2013年8月6日FreeBSD 9.2-RC1登場、スケジュール通り順調

release

FreeBSD 9.2-RC1 now available

FreeBSDの最新版リリースへ向けた準備リリース「FreeBSD 9.2-RC1」公開されました。amd64版、i386版、ia64版、powerpc版、powerpc64版、sparc64版のISOイメージおよびUSBメモリイメージが提供されています。

新しくブランチが切られましたので、Subversion経由でソースコードを取得してアップデートする場合には「releng/9.2」を指定する必要があります。BETAの段階では「stable/9」で取得することができましたが、以後「stable/9」(もしリリースされるとすれば)FreeBSD 9.3-RELEASEへ向けたブランチとなります。

BETA2とRC1との違いとして次の説明があります。

  • cxgbe(4)において要求されるデバイスリストを拡張
  • 不適切な値でmunlock(2)システムコールが呼ばれた場合にracct関連のコードでパニックが発生する問題の修正
  • GENERICからctl(4)を削除。機能が必要になった段階で動的にctladm(8)カーネルモジュールを読み込むようになった。結果としてデフォルトでカーネルが使用するメモリ容量が削減されており、128MB程度しかないi386マシンにおいてもデフォルトのままでFreeBSD 9.2が動作するようになった
  • zfs send -Dの処理中にctrl-Cで割り込むとハングする問題を修正

FreeBSD 9.2-RC1のリリースはほぼスケジュールどおりに実施されました。このまま順調に進めば、日本時間で9月の頭にはFreeBSD 9.2-RELEASEのアナウンスが実施されることになります。

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