Update
- FreeBSD 10.
0-RELEASE 2014年1月21日、
最終的なリリーススケジュールの日程通りに次世代メジャーバージョンとなる 「FreeBSD 10. 0-RELEASE」 が公開されました。amd64版、 i386版、 ia64版、 powerpc版、 sparc64版のインストーライメージが提供されているほか、 Amazon EC2でもFreeBSD 10. 0-RELEASEのAMIの提供がはじまっています。FreeBSD Updateによるバイナリアップデートが可能で、 手軽に最新版へアップグレードできます (ただしFreeBSD Updateする場合にはEN-13:04. freebsd-update およびEN-13:05.freebsd-update に関しては先に対処しておく必要がある)。FreeBSD 10.
0-RELEASEで導入された新機能は多岐にわたります。代表的なところに絞っても10~20くらいの新機能については言及する必要があるでしょう。また、 ベースシステムからBINDが削除されるなど、 いくつか気をつけないといけない変更点があります。 代表的な新機能は次のとおり。
- 次世代パッケージ管理システムpkg(8)
- 次世代ハイパーバイザ/仮想環境基盤 BHyVe
- BINDをベースシステムから廃止/
UnboundとLDNSの導入と活用方法 - GCCをベースシステムから廃止/
LLVM Clangの導入 - Amazon EC2デフォルト対応/
Microsoft Hyper-Vデフォルト対応 - ZFS機能強化
(LZ4とその効果、 L2ARC圧縮による性能向上、 NOP Write最適化、 SSD対応、 今後の開発方針、 インストーラにおけるZFS on ルートファイルシステム対応など) - オンラインでファイルシステムを拡張できるUFS growfs(8)
- 新しいカーネルレベルiSCSIターゲット/イニシエータ
- ファイアウォールpf(4)マルチコア対応
- ファイアウォールipfw(8)機能強化
- マルチコア/メニーコアで性能向上 Unmapped VMIOバッファ
- 高速ネットワーク通信機能NetMap
- DTraceをデフォルトで有効化
- Capsicumをデフォルトで有効化
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- 第25回 FreeBSD勉強会
今回紹介した10.
0Rの新機能や変更点について解説する勉強会を今月末となる2014年1月31日 (金) に東京で開催します。 勉強会 第25回 FreeBSD勉強会
~FreeBSD 10.0-RELEASE 新機能紹介と変更点解説~ 開催日時 2014年1月31日 (金) 19:00~21:30 (18:30開場) 開催場所 KDDIウェブコミュニケーションズ会議室 (東京都千代田区麹町三丁目6番地 住友不動産麹町ビル3号館) 参加費用 2,000円 当日現金払い (領収書は出ません) 参加申込 http:// atnd. org/ events/ 45718) 東京以外の開催として大阪と名古屋での開催も予定しています。日程は明らかになり次第ご報告いたします。参加を希望する方は上記URLから参加表明をお願いいたします。
発表のあとはその場で簡単な懇親会を開きます。軽いつまみとアルコール類は用意しますが、
お好きなお酒の持ち込みも大歓迎です。1年のはじまりはFreeBSD勉強会で :)