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2011年1月21日Linuxカーネル2.6.38のRC版が登場、Linus大絶賛の"あの機能"もあります!

Linus Torvalds氏は1月18日付のLKMLにおいて、次のLinuxカーネルであるバージョン2.6.38のリリース候補第1版を公開したことを明らかにした。

Linus氏が今回のリリースで最も"お気に入り"と表明しているのは、以前、同氏が大絶賛した短いパッチ ─TTYごとにスケジューラを自動生成することで大幅なパフォーマンス向上をもたらす機能、そしてRCU(Read/Copy/Update)ベースでパス名を探索する機能の2つだ。RCUによるパス名探索は、カーネル2.6.37で削除されたBKL(Big Kernel Lock)を十分に補完し、より高いパフォーマンスを実現するものとして期待されている。

もうひとつLinus氏は、ドライバアップデートのひとつとして行われたAMD Fusionのサポートを取り上げている。これはFermiのアクセラレーションを実現するとされており、ユーザからのリクエストが高かったサポートのようだ。

Linus氏はメールの最後に「パス名探索にもスケジューリング機能にも、そしてグラフィックカードのアップデートにも興味がなくとも、このカーネルを使うときっとエキサイトすることがいくつかあるはず」としており、2.6.38の開発が順調に進んでいることを感じさせてくれる。

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