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2011年4月11日CentOS 5.6がリリース、セキュリティ面での強化図る

CentOSプロジェクトは4月8日(東部夏時間⁠⁠、CentOS 5.6のリリースを発表した。対応アーキテクチャはi386(32ビット)とx86_64(64ビット⁠⁠。

ベースとなっているLinuxカーネルは2.6.18、デフォルトのデスクトップ環境はGNOME。デフォルトファイルシステムはext3だがext4も完全にサポートされている。その他、目立った改変としては、PHP 5.3(php53パッケージ⁠⁠、セキュリティ的により強固なNXEC3をサポートするBIND 9.7(bind97パッケージ)が新たに追加され、libvirtが0.8.2にアップデートされている。またファイアウォールをブリッジするebtablesも追加されたり、上位OSのRHEL 6で採用された認証技術System Security Services Daemon(SSSD)の追加が図られるなど、セキュリティ面の強化に力が入れられている。

その他、収録されている主なソフトウェアは以下のとおり。

  • GCC 4,1,2
  • glibc 2.5
  • Emacs 21.4
  • GTK+ 2.10.4
  • KDE 3.5.4
  • MySQL 5.0.77
  • PostgreSQL 8.1.22
  • Samba 3.0.33
  • Python 2.4.3
  • Perl 5.8.8
  • OpenOffice.org 3.1.1
  • Firefox 3.6.13
  • Thunderbird 2.0.0.24

32ビット/64ビットアーキテクチャともにDVD ISOファイル(約4GB)のほか、LiveCDまたはネットワークインストールによる入手も可能になっている。

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