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2011年8月24日Fedora 16 Alphaが登場

The Fedora Projectは8月23日(現地時間⁠⁠、11月リリース予定の次期バージョン「Fedora 16(開発コード"Verne"⁠⁠」のアルファ版を公開した。

ブートローダーには、次世代ブートローダーと言われるGRUB 2を採用、LVM2とLUKS(Linux Unified Key Setups)をサポートしている。正式リリースではGRUB 2が全アーキテクチャのデフォルトブートローダーとなる予定だが、現在はx86版のみでデフォルトして利用可能。

デスクトップ環境にはGNOME 3.1の開発版およびKDE 4.7がバンドルされている。またGNOME Shellも新たに追加されている。

また、すでにディプリケートされていたHALは今回のバージョンから完全に削除された。これにより起動のパフォーマンスが大幅に向上する。

その他、含まれている主なソフトウェアは以下のとおり。

  • Linux 3.1rc
  • GCC 4.6.1
  • LibreOffice 3.4.3開発版
  • Firefox 6.0
  • Perl 5.14.1
  • PHP 5.3.7
  • Python 2.7.2
  • Chrony 1.26

Chronyは今回からデフォルトとなったNTPクライアントで、メモリ消費量や電力消費量が小さいという利点のほか、長期間オフライン状態にあっても正確なタイムキーピングを実現できる点が特徴だ。

Fedora 16は今後、9月末にベータ版、10月末にリリース候補版が出た後、11月末に正式版がリリースされる予定となっている。

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