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2011年12月15日Btrfsがついにデフォルトに! Fedora 17の新機能が決定

来年5月リリース予定の"Beefy Miracle"ことFedora 17のフィーチャーリストが先日、Fedora Engineering Steering Committeeで決定された。16では見送られたBtrfsのデフォルトファイルシステム採用が決まったほか、大きな変更点がいくつか見られ、久々に"最も先進的なディストリビューション"らしい、ドラスティックなバージョンとなりそうだ。

Fedora 17の主な変更点および新機能は以下のとおり。

  • デフォルトファイルシステムにBtrfs
  • Boost 1.48へのアップデート
  • SysVをSystemdにポーティング
  • SCSIベースのKVM用新ストレージアーキテクチャ「virtio-scsi」
  • ほとんどのハードウェア上でGnome-shellのソフトウェアレンダリングを可能に
  • DRI1ドライバのサポートをやめ、DRI2ドライバのみに
  • KDE PlasmaとPackageKitに関連するサービスのRPMを自動生成
  • 配布物のほとんどを/usrに

やはり最も期待がかかるのは、メジャーなディストロではおそらく初となるBtrfsのデフォルトファイルシステム採用だろう。BtrfsやGlusterFSなどスケールアウトする分散ファイルシステムへの需要が高まる中、デスクトップ系のディストロにおいても分散ファイルシステムが一般的になる動きが、今回の決定で加速する可能性が高くなってきたといえる。

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