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2012年9月19日正式リリースは年内ギリギリ? Fedora 18のアルファ版がようやく登場

Fedora Projectは9月18日(米国時間⁠⁠、次期リリース「Fedora 18(開発コード: Spherical Cow⁠⁠」のアルファ版を公開した。

Fedora 18ではいくつもの新機能が予定されているが、アルファ版の段階で実装された主なものは以下となる。

  • デスクトップはGNOME 3.6、KDE Plasma Workspace 4.9、Xfce 4.10、Sugar 0.98のほか、GNOME 2ベースのMATEも選択可能
  • インストーラのUIが大幅変更
  • WiFiホットスポットをアドホックに検索/作成するHotspots機能の向上
  • NoSQLデータベースのRiakが同梱
  • Samba 4にSMB3サポートが追加
  • デフォルトファイアウォールにfirewalld
  • Active Directoryドメインへの参加が容易に
  • Python 3.3、Rails 3.2、Perl 5.16
  • クラウドではOpenShift Origin、Eucalyptus、OpenStack Folsomなどが利用可能に

今後はNVIDIAドライバをリバース・エンジニアリングしたNouveauやその他のハードウェアサポートに関しても、新たな変更があると見られているが、現段階ではまだ発表がない。

Fedora 18の開発は当初の予定より遅れがちで、今回のアルファ版リリースも3週間遅れており、このままだと予定されていた11月の正式版リリースは難しく、早くて12月上旬もしくは年内ギリギリの公開になるのではないかと見られている。

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