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2016年11月15日UbuntuファミリにBudgieデスクトップが仲間入り! Ubuntu Budgieとして17.04から正式リリースへ

Ubuntuには多くの派生ディストリビューションが存在し、KubuntuならKDE、XubuntuならXfceといった具合に、それぞれが独自にデスクトップ環境を採用している。そして今回、新たなデスクトップ環境を搭載したLinuxディストリビューションが正式にUbuntuファミリに昇格した。SolusのフラグシップデスクトップであるBudgieを実装したUbuntuベースのディストロ「Budgie-Remix」は11月8日(米国時間⁠⁠、同ディストリビューションがUbuntuのテクニカルボードにUbuntuファミリに認定されたと発表、これに伴い名称も「Ubuntu Budgie」に変更している。

It’s official! - Ubuntu Budgie

Budgie-Remixは2016年4月に最初のリリースである「budgie-linux 16.04」を公開、10月には「budgie-linux 16.10」を出している。Ubuntu Budgieとしての最初のリリースは2017年4月の「Ubuntu Budgie 17.04」となる予定だ。

Budgieは「シンプリシティとエレガンス」にこだわったデスクトップ環境として開発が続けられており、スクラッチから書かれているが、GNOMEスタックとタイトに統合されているのが特徴だ。軽量でありながら、洗練された現代的なデザインが人気を呼んでおり、UbuntuのデスクトップをBudgieに変更するユーザも少なくない。今回、Budgie-Remixが正式にUbuntuコミュニティエディションに昇格したことで、UbuntuでBudgieを使うユーザはますます増えそうだ。

Budgie-Remixのデスクトップbudgie-remix.orgより)
Budgie-Remixのデスクトップ

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