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2017年6月20日Debian 9 "Stretch"が正式リリース、約2年ぶりのメジャーアップデート

Debian Projectは6月17日(世界標準時⁠⁠、26ヵ月ぶりのメジャーアップデートとなる「Debian 9 "Stretch"」を正式公開した。カーネルにはLinux 4.9 LTSを採用。

Debian 9 "Stretch" released - Debian - News

2年以上の歳月をかけて行われたメジャーアップデートだけに、Stretchは多くの面でJessieと異なっている。

  • サポートするハードウェアアーキテクチャはi386、amd64、arm64、ppc64el、s390(IBM SystemZ)など全部で10種類。powerpc(32ビットPowerPC)サポートがなくなり、mips64el(64ビット リトルエンディアンMIPS)が新たに追加
  • MySQLパッケージをMariaDBパッケージにリプレース。これによりMySQL 5.5および5.6はMariaDB 10.1に自動的に置き換えられる
  • デスクトップアプリケーションとしてFirefoxおよびThunderbirdが復帰。これに伴い、Debian 4.0 "etch"から採用していたIceweaselおよびIcedoveは置き換えられる。またOfficeアプリケーションとしてLibreOffice 5.2が含まれる
  • デスクトップ環境としてはGNOME 3.22、KDE Plasma 5.8、LXQt 0.11、MATE 1.16、Xfce 4.12などのパッケージが含まれる
  • OpenPGPのフリー実装であるGnuPGのうちmodern branchの機能をパッケージングした初めてのリリース
  • Xディスプレイシステムを動作させるのにroot特権を必要としない
  • ライブイメージにおいてUEFIブートを新機能としてサポート
  • 2万5,000を超えるソースパッケージを含み、5万1,000のソフトウェアパッケージがすぐに利用可能な状態で提供される
  • 75ヵ国語をサポートし、インストールはテキストベースとGUIの両方に対応

なおDebian Projectは、⁠2015年12月28日に急死したDebianファウンダーのイアン・マードック(Ian Murdock)にDebian 9を捧ぐ」とあらためて哀悼の意を表している。

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