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2017年7月31日LibreOffice 5.4がリリース、Microsoft Officeとの互換性強化

The Document Foundationは7月28日、LibreOffice 5.xの最後のバージョンとなる「LibreOffice 5.4」を正式公開した。Windows版、macOS版、Linux版のほか、クラウド対応版も用意されている。

LibreOffice 5.4 released with new features for Writer, Calc and Impress

LibreOffice 5.4ではMicrosoft Officeファイルとの互換性において多くの改善が図られているほか、⁠レオナルド・ダ・ヴィンチに触発されて"シンプリシティ"を追求し、究極の洗練性を実現することにフォーカスした」ことを強調、⁠プロプライエタリなOfficeスイート(MS Ofifce)と比較して」ODF(ODT)形式ではXMLの記述を50%削減し、OOXML(DOCX)形式では90%の削減を実現しているという。

その他の主な特徴は以下の通り。

  • RYB(赤/黄/青)カラーモデルをベースにした標準的なカラーパレット
  • EMF(ベクター画像)ファイル含むファイルフォーマット互換性の向上
  • PDFファイルの取り込みをより高品質に改善、さらにWriterやImpressからPDFに出力する際に動画をサポート
  • ODFドキュメントに署名するキーとしてOpenPGPをサポート(Linux版)
  • Microsoft WordのDOTMテンプレートからAutoTextをインポートすることが可能に(Writer)
  • テキスト内でナンバリング/リスティングされた部分をエクスポートする際、そのままの構造が保持される(Wirter)
  • ピボットチャート(ピボットテーブルのデータ使用)をサポート、ピボットテーブルが更新されるとチャートも自動的に更新される(Calc)
  • コメントの管理が容易に(Calc)
  • CVSフォーマットでエクスポートすると、次のエクスポート時にその設定を引き継ぐ事が可能に(Calc)
  • オブジェクトをコピーする際、角度に分数を指定できるようになり、次の操作用にその設定を保存することも可能

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