CentOSのプロジェクトリーダーを務めるKaranbir Singhは5月10日(世界標準時)、CentOS Linuxの最新版となる「CentOS Linux 7 (1804)」のリリースを発表した。クローン元である「Red Hat Enterprise Linux 7.5」に準拠したリリースで、前バージョンの「CentOS Linux 7.4 (1798)」からは約8ヵ月ぶりのアップデートとなる。
- [CentOS-announce] Release for CentOS Linux 7 (1804) on x86_64 aarch64 i386 ppc64 ppc64le
- CentOS-7 (1804) Release Notes
CentOS 7.5の対応アーキテクチャは以下の6つとなっている。
- 32-bit(i386)
- 64-bit(x86_64)
- ARM64(AArch64)
- PowerPC 64-bit Little Endian(PPC64el)
- PowerPC 64-bit(PPC64)
- RMhf
CentOS 7.5は4月10日にリリースされたRHEL 7.5の機能に準じており、カーネルはLinux 3.10.0-862がベースとなっている。また、「Automatic Bug Reporting Tool(ABRT)」をサポートしたことで、バグ報告を「bugs.centos.org」に直接レポートできるようになっている。
今回のリリースノートでは「CentOS Linux 7.5」ではなく、タグ番号を添えた「CentOS-7 (1804)」とのみ表記されている。