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2018年7月24日Debian "Stretch"ベースのディストロ「Slax 9.5.0」リリース、AESハードウェア暗号化USBメモリも販売

数あるDebianベースのディストリビューションの中に、USBフラッシュメモリからブート可能な「Slax Linux」がある。32ビット版と64ビット版が用意されており、いずれも260MB程度のサイズに収まる軽量性と可搬性のよさが評価されている。

そのSlaxの開発者であるTomas Matejicekは7月23日、Debian 9.5 "Stretch"をベースにした「Slax 9.5.0」のリリースを発表した。

Slax 9.5.0 released - Slax Linux

100以上のバグが修正されたDebian 9.5のアップデートに伴うリリースだが、Matejicekは同時に、Slax 9.5.0がプリインストールされたUSBフラッシュメモリ(AESハードウェア暗号化機能搭載)を販売している。このフラッシュメモリがあれば、ほかのソフトウェアを必要とすることなく、ドライブに挿すだけで起動が可能になる。スペックは以下の通り。

  • 英数文字キーパッド
  • 256ビットAESハードウェア暗号化
  • 書き込み速度 20MB/秒
  • 容量 16Gバイト
  • Slaxインストール済み
  • 送料無料
販売されるSlax入りUSBメモリSlax author's Blogより)
販売されるSlax入りUSBメモリ(Slax author's Blogより)

価格は0.017BTC(約1万5,000円)で支払い方法はビットコインのみ、PayPalもクレジットカードも受け付けていない。この理由についてMatejicekは「近い将来、PayPalやクレジットカード会社が存在しなくなることを心から望んでいるから」としている。

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