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2018年10月9日Debian 10 "Buster"、フリーズに向けてのプランが公開

Debia Projectのリリースチームに所属するNiels Thykierは9月30日、2019年前半にリリースが予定されている「Debian 10 "Buster"」のフリーズに向けて、そのプランを開発者向けメーリングリストで明らかにした。

Bits from the Release Teams: Freeze timeline, fix RC bugs and changes to testing migration rules
Buster Freeze Timeline and Policy

フリーズのプロセスは以下のように1ヵ月ごとに進んでいき、フリーズの段階を追うごとに変更や追加へのポリシーが厳しくなる。

2019年1月12日から始まる「Transition Freeze」
大規模な変更、新規のライブラリやパッケージの追加などは基本的に行われない
2019年2月12日から始まる「Soft Freeze」
メンテナーによる、ごく小規模で限定的なフィックスのみが許可される。大規模な変更は認められない
2019年3月12日から始まる「Full Freeze」
リリースチームによる手動のレビューを経たパッケージのみがテスト版(testing)に移行できる

Thykierは開発者に向けて、Busterのフリーズ期間を短くするため、Transition Freezeが始まる前のRC版(リリース候補版)でのバグチェックを推奨、IRCチャネルなどでの議論の参加を呼びかけている。また、世界各地で行われる「Bug Squash Party(BSP/バグつぶしパーティ⁠⁠」への参加や、新規BSPの登録も受け付けている。

Bug Squashing Parties - Debian Wiki

なお、Thykierはメールの最後で、バイナリパッケージに対するテストを自動化する「autopkgtest」について、⁠過去4ヵ月にわたって(Britneyプロジェクトにおいて)テストを検証してきたが、非常に良い結果を得られた」として、BusterのTransition Freeze前にautopkgtestでfailとなったパッケージに対してはテスト版に移行しない予定であるとしている。autopkgtestはUbuntuなどではすでに導入済みだが、DebianではBusterから本格導入が始まることになる。

Debian/britney2 -GitHub

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