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2018年12月4日Fedora 27がEOLステータスに、Fedora 30以降のライフサイクルに関して議論も

FedoraプロジェクトのPaul Frieldsは、11月30日付で「Fedora 27」がEOL(End of Life)ステータスに入ったことを「Fedora Magazine」においてアナウンスした。2017年11月14日にリリースされ、これまで約9500のアップデートを重ねてきたFedora 27だが、EOLのアナウンスでもって、すべてのパッケージに対し、セキュリティフィックスを含むいっさいのアップデートが行われなくなる。

Fedora 27 End of Life - Fedora Magazine

Fedora 27ユーザに対しては今年10月にリリースされた「Fedora 29」⁠またはFedora 28)へのアップデートが強く推奨されている。

また、Fedoraプロジェクトでは現在、Frields(前プロジェクトリーダー)やMathew Miller(現プロジェクトリーダー)といったプロジェクト幹部を中心に、2019年5月にリリース予定の「Fedora 30」以降の新バージョンに関して、リリース時期をペンディングする提案がなされている。

Lifecycle objective - problems, solutions, and proposal - Paul Frields

Frieldsは現在のFedoraのリリースサイクルにおいては、ごく数名のスタッフしかリリース作業に関われず、また、そのスタッフたちの作業を管理するだけでもかなりの負荷となっているため、コミュニティとしてスケールしにくい状況にあるとしている。より開発しやすいコミュニティ ―スピーディで、スケールしやすく、CI/CDを追求できる開発体制へとFedoraプロジェクトが生まれ変わるべく、⁠Fedora 30の次の)Fedroa 31はリリースサイクルをスキップし、かわりにFedora 30をより長く存命させ、ツールやテストを変更しながら向上させることにフォーカスすべきだ」⁠Frields)と強調している。議論は現在も続いているが、少なくともFedora 30以降の開発体制に何らかの変化が起こることは間違いないようだ。

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